智弁和歌山が優勝直後、マウンドに集まらなかった理由とは? すぐ整列した行動に賞賛【甲子園決勝の智弁対決】

夏の甲子園決勝での「智弁対決」。優勝した智弁和歌山の主将が明かした、優勝後にマウンドに集まらなかった理由に称賛の声が数多く寄せられています。
21年ぶり3度目の優勝を果たし、喜ぶ智弁和歌山の選手ら
21年ぶり3度目の優勝を果たし、喜ぶ智弁和歌山の選手ら
時事通信社

第103回全国高校野球選手権大会・決勝は8月29日、和歌山の智弁和歌山が奈良の智弁学園に9-2で勝利し21年ぶり3度目の優勝を決めた。

決勝戦は夏の甲子園では初となる「智弁対決」となり注目を集めたが、智弁和歌山ナインの優勝後の行動に、称賛の声が多く寄せられている。

優勝後、マウンドには集まらず...理由に称賛

9回裏、智弁和歌山が智弁学園の最後の打者を三振に切って取り、優勝が決まった。

これまでは過去、優勝が決まると選手たちがマウンドに集まり歓喜の瞬間を迎える光景がおなじみなのだが、今回の智弁和歌山ナインは試合が終わるとすぐに整列したのだ。

試合終了の挨拶を終えて校歌を歌い、スタンドへの挨拶を終えると、そこで初めて喜びを爆発させた。

“兄弟校対決”となった今大会の決勝。智弁和歌山と智弁学園の関係は良きライバルであり、良き仲間。“甲子園常連校”の両校はお互いの存在を認め合っている。

智弁和歌山の主将の宮坂厚希選手は、試合後のインタビューでマウンドに集まらなかった理由を聞かれ「礼に始まり礼に終わるということで、全て終わってから喜ぼうと(思っていた)」と答えていた。

これに対し、Twitterでは「智弁和歌山、すぐに整列。リスペクトの証」「智弁和歌山の姿勢が素晴らしい」「智弁和歌山も智弁学園もどちらもお疲れ様でした。見応えのある対決が決勝で見られてよかった」などと称賛の声が寄せられた。

9回表智弁和歌山無死、ソロ本塁打を放ちガッツポーズする渡部海選手
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時事通信社

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