見ただけで思わず足がすくんでしまうほど、大きなインパクトがある...。
エミレーツ航空が8月6日に公式Twitterに投稿した1本の動画が、1億回以上視聴され反響を呼んでいる。
動画を見た人からは「どうやって撮ってるの?」などと様々な疑問が寄せられ、同社がいわゆる“種明かし動画”を公開して話題となった。どんな動画なのか。
1人のキャビンクルーが、あの有名なビルに...
エミレーツ航空が公開したのは、8月8月から始まるキャンペーン動画だった。
動画が始まると、1人の女性のキャビンクルーが空を背景にメッセージが書かれたボードを1枚ずつめくっていく。
「FLY EMIRATES, FLY BETTER」と同社のキャッチフレーズが紹介されると、そこから映像は一気に引きの画になっていく。
なんと、女性はドバイの上空が一望出来るビルのてっぺんに立っていた。
このビルはドバイにある世界最大の高さを誇る「ブルジュ・ハリファ」。高さは828mで、トム・クルーズが主演した映画『ミッション:イン・ポッシブル/ゴースト・プロトコル』にも登場した建物だ。
動画の最後は「SEE YOU IN DUBAI」というメッセージで締めくくられたが、「どうやって撮ってるの?」などと多くの人がその撮影方法に関心を寄せていた。
エミレーツ航空が“種明かし動画”を公開
エミレーツ航空は“種明かし”として撮影のドキュメンタリー動画を公開した。
なんとこの動画、CGや合成技術などの特殊効果は一切使用されておらず、出演者が実際に「ブルジュ・ハリファ」の頂上に登って撮影されたものだった。
エミレーツ航空の発表によると、同社のキャビンクルーチームにキャスティングの募集をかけ、複数の候補者がいたものの、最高レベルの安全性を確保するためにプロのスカイダイビングインストラクターが撮影に臨むことになったという。
撮影チームが入念な準備とリハーサル・安全対策を講じ、出演者の女性はハーネスを着用した上でビルの頂上に立った。圧巻の景色を映し出した引きの映像は、ドローンを使用して撮影したという。
27日に情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でこの動画が紹介されると、SNSでは「よくこの仕事引き受けたなぁ」「見るだけで怖いけどすごい映像」「CGじゃないのか!びっくり...」「これミッションインポッシブルじゃん」などと反響が寄せられ話題となった。
『ミッション:イン・ポッシブル』のトム・クルーズに負けず劣らない、衝撃映像だった。