アンジェリーナ・ジョリー氏がインスタグラムを開設し、初めての投稿でアフガニスタンの少女から送られたという手紙を紹介し、長年難民の支援に取り組んできた自身の思いを綴った。
CNNによると、ジョリー氏は公式のソーシャルメディアがないことで知られていたが、8月20日(現地時間)にインスタグラムを開設した。
手紙はアフガニスタンに暮らす10代の少女からのもの。タリバンが掌握してからの恐怖が綴られ、「私たちの夢はすべて失われ、私たちの権利がすべて奪われたと考えています」と訴えている。名前や場所は伏せられている。
ジョリー氏は、「現在アフガニスタンの人々は、ソーシャルメディアでコミュニケーションを取り、自分を自由に表現することができない。そこで私は、彼らのストーリーと基本的人権のために闘っている世界中の人々の声を共有するため、インスタグラムを始めた」と開設の理由を説明した。
ジョリー氏は2001年にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使に任命され、2012年からは特使を務めている。
投稿によると、ジョリー氏は2001年のアメリカ同時多発テロ事件の2週間前にアフガニスタンの国境にいて、タリバンから逃れてきた難民に会ったという。そして「アフガニスタン人たちが、怖れと不確実な将来のために国を追放されるのを見るのは、うんざりです」「多大な時間とお金を費やし、血を流し、命を失ったにも関わらず、このような結果になったのは、理解できない失敗です」と指摘した。
「アフガニスタンの難民が重荷のように扱われるのを何十年も見ることにもうんざりしています。手段と敬意があれば、彼らは自分たちの力を発揮できます。私は、教育を望むだけではなく、そのために闘ってきた多くの女性たちや少女たちに出会いました」と、アフガニスタンの女性や少女に思いを寄せた。
最後に「他の献身的な人々と同じように、私は背を向けません。助ける方法を探し続けます。あなたも一緒にいてくれることを願っています」と結んだ。
インスタグラムは、現時点ですでに400万人以上のフォロワーがおり、投稿には120万以上の「いいね!」がついている。