スタジオジブリ作品「もののけ姫」(1997年)が、日テレ系「金曜ロードショー」で8月13日午後9時から放送されます。
「生きろ。」
極めてシンプルでストレートなキャッチコピーを記憶している人も多いのではないでしょうか。
宮崎駿監督の伝説的名作の一つとされるこの映画では、登場するキャラクターたちの個性も今なお多くの人を引きつけ、作品の魅力の一つとなっています。
死の呪いを受けた青年アシタカ、犬神に育てられた少女サン、タタラ場を率いるエボシ御前…。
あの役の声を担当したのは誰?声優陣の写真とともに、一挙紹介します。
アシタカ:松田洋治さん
公式サイトによると、アシタカ役の松田洋治さんは5歳から子役として活躍。「おしん」「家族ゲーム」など多くの作品に出演しました。
ジブリとの関わりは、「もののけ姫」だけではありません。
名作「風の谷のナウシカ」では、アスベルの声を担当しました。
このほか、映画「タイタニック」日本語吹き替え版でも、レオナルド・ディカプリオさん演じる主人公ジャックの声を吹き込んでいます。
サン:石田ゆり子さん
犬神に育てられた少女サンは、俳優石田ゆり子さんが声を担当しました。
ドラマ、映画など数多くの出演作がある石田さん。最近では、TBS系のドラマ「TOKYO MER 走る緊急救命室」で東京都知事役を演じています。
もののけ姫の中で石田さんは、北の果てに住むエミシー族のカヤの声も務めていて、1人2役を担っています。
エボシ御前:田中裕子さん
タタラ場を率いるエボシ御前役は、俳優の田中裕子さんが務めました。
田中さんは1979年、NHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」でデビュー。国内外で人気を集めた「おしん」にも出演しました。
エボシ御前への復讐心を燃やしたサンとの闘いのシーンは、息を飲む名場面です。
モロの君:美輪明宏さん
サンを育てた犬神モロの君は、美輪明宏さんが声を吹き込みました。
アシタカに対して「黙れ小僧!」と一喝する場面はとても迫力があります。
美輪さんはジブリ作品「ハウルの動く城」でも、主人公ハウルの心臓を狙う荒地の魔女の声を担当しました。
ジコ坊:小林薫さん
旅に出たアシタカが道中で出会うジコ坊役は、俳優の小林薫さんが務めました。
数々の映画やドラマに出演し活躍する小林さん。もののけ姫以外のジブリ作品では、宮崎吾朗監督の映画「ゲド戦記」(2006年)で国王の声を担当しています。
ヒイさま:森光子さん
村の巫女で、呪いを解くヒントをアシタカに示唆するヒイさまの声は、故・森光子さんが担いました。
森さんは舞台「放浪記」で2000回以上主演を務め、国民栄誉賞を受けました。2012年、肺炎による心不全で亡くなりました。
この他、主題歌「もののけ姫」の作曲・編曲は久石譲さんが務め、米良美一さんが歌を担当しています。