東京オリンピックの女子バスケットボール日本代表が、準決勝でフランスを破って決勝進出を果たした。五輪史上初のメダルを確定させた。
決勝では絶対王者のアメリカ代表と対戦。日程や視聴方法、両チームについて紹介する。
まず、決勝の日程は次の通り。
放送はテレビ朝日が生中継(放送は11時15分〜)するほか、民放のオリンピック公式競技動画配信サイト「gorin.jp」でもライブ配信される。
「25年負けなし」54連勝中の絶対王者に挑む
決勝の相手はアメリカ。オリンピック7連覇を狙う絶対王者が立ちはだかる。
1996年アトランタ大会以降、ここ25年間で一度も負けなしで、オリンピック54連勝と付け入る隙を見せない。
ここ5試合、2メートル越え長身ブリトニー・グリナー選手やブレアナ・スチュアート選手らを中心に、高さと強さでゴール下やインサイドで圧倒。
準々決勝オーストラリア戦は24点差、準決勝セルビア戦は20点差といずれも大差で勝利を収め、「金メダル確実」と評される実力を見せつけてきた。
そのアメリカと、日本は予選ラウンドで対戦している。86-69で敗戦したが、1クオーターではリードするなど善戦し、希望を感じさせる展開だった。
日本はここまで、豊富な運動量と素早いパス回しから、スリーポイントシュートを確実に沈めて勝利してきた。これまで1試合平均10本以上を成功させ、チーム成功率は40%超えという高確率を記録。シューターの宮沢夕貴、林咲希の両選手が毎試合、好調を維持している。
日本の好調を牽引しているのがポイントガードの町田瑠唯選手。毎試合アシストを量産し、準決勝のフランス戦では驚異18本のアシストを成功。オリンピックでの1試合のアシスト数の記録を塗り替えた。
史上初の決勝進出を果たした日本女子バスケが、アメリカ相手にさらなる歴史を切り拓けるのか、注目したい。