ここはロサンゼルスで毎年開かれるアカデミー賞の会場か。思わず一瞬そう錯覚してしまうほど、やはり華やかな舞台だった。
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が日本時間の7月14日、オールスターゲーム前の恒例イベント「レッドカーペットショー」に登場した。
選ばれし一流の選手たちが普段のユニホーム姿とは違った装いで、思い思いに着飾ってじゅうたんの上を歩いた。MLB史上初の“投打の二刀流”でオールスターゲームに出場する大谷選手はどのような服装で登場したのか。
紫のじゅうたんの上を歩く姿に歓声止まず
エンゼルスはTwitterに大谷選手の登場シーンを収めた動画を投稿。
「You’re Ippei on the purple carpet(あなたは紫のじゅうたんの上に大谷選手と共にいる一平です)」と綴り、大谷選手の通訳を務めている水原一平さんの目線で貴重な動画をファンに届けた。
会場には、試合が開催されるクアーズフィールドを本拠地とするコロラド・ロッキーズのチームカラーである紫のじゅうたんが敷かれていた。
その上をファンからの歓声に応えながら颯爽と歩く大谷選手の後ろ姿が映っていた。
気になる大谷選手のコーディネートは?
気になる大谷選手のコーディネート。
濃紺のジャケットとパンツのセットアップに、白のTシャツを合わせ、足元には白のスニーカーと、フォーマルの中に軽さも感じられる爽やかな装いにまとめた。
さらに、左腕にはカーペットと同色の紫の文字盤の腕時計。大谷選手はプレーのみならず、ファッションのセンスも光っていた。
エンゼルスは、同じくオールスターゲームに選出された同僚のジャレッド・ウォルシュ選手や通訳の水原さんとのツーショットもTwitterで公開した。
過去にはイチロー、田中将大も登場
恒例の「レッドカーペットショー」。過去にはオールスターに選ばれた日本人も経験している。
シアトル・マリナーズなどで活躍したイチローさんは、2008年にニューヨークで行われたオールスターに出場した際にレッドカーペットに登場。
この時は赤いじゅうたんの上をオープンカーでゆっくりと走り、イチローさんはファンの声援に応えていた。
2019年には、当時ニューヨーク・ヤンキースに所属していた田中将大投手が妻の里田まいさんと共に参加していた。
今年、レッドカーペットショーで1番目立っていた選手は?
一流のスター選手がひしめく中、ファッションでひときわ目立っていたのは、サンディエゴ・パドレスのタティスJr.選手だった。
ナショナルリーグの本塁打数ランキングでトップを走るタティス選手は、ハリウッドの俳優にも引けを取らないピンクのセットアップで登場。
オールスターに出場する選手は子どもたちにとっては憧れの存在。サインを求められると、快く応じていた。
カーペットの上を颯爽と歩いた選手たち。いよいよ舞台をグラウンドに移し、2021年の夢の球宴が幕を開ける。
注目の大谷選手は特別ルールにより、アメリカンリーグの「1番・DH」かつ「先発投手」として試合に出場する。史上初めての投打二刀流での登場でMLBの歴史を変える。