ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が日本時間7月13日、日本人として初めてMLBオールスターゲームのホームランダービーに出場します。大谷選手の躍進を支える存在としてファンから注目を集めているのが、通訳の水原一平さん。
ホームランダービーで大谷選手のキャッチャーを務めることが決まり話題となっています。水原さんとはいったいどんな人なのでしょうか?
公私にわたり大谷選手を支える水原一平さん
大谷選手の専属通訳を務める水原一平さんは、1984年生まれで、北海道苫小牧市出身。1991年に父親の仕事の関係で、ロサンゼルスに移住したそうです。
MLB公式サイトの記事によると、カリフォルニア大学リバーサイド校に通い、大学卒業後に通訳の道へと進みました。
ボストン・レッドソックスなどで活躍した岡島秀樹さんの通訳を務めていたこともあったそう。
水原さんはその後、2013年に北海道日本ハムファイターズの球団通訳として入団。2017年まで外国人選手の通訳などのサポートを務めました。そこで、ドラフト1位で日本ハムに入団した大谷選手と出会います。
そして、2017年、大谷選手のエンゼルス移籍に伴い日本ハムを退団。大谷選手の専属通訳になりました。
ちなみに、毎日新聞によると、水原さんの父親は和食レストランを経営しており、日本ハムがアリゾナ州で海外キャンプを行った際は食事面のサポートを行ったそうです。
「とても信頼しています」 大谷選手との絆
水原さんは、メジャーリーグでの大谷選手の活躍を陰で支える『功労者』と言っても過言ではありません。
インタビューの通訳からキャッチボール相手をはじめ、私生活のサポートなど、公私にわたって大谷選手を支えつづけています。
入団後初のスプリングトレーニング(春季キャンプ)の会見で、記者から通訳に水原さんを指名した理由を問われた大谷選手は、以下のように答えていました。
「5年間一緒にファイターズでやってきて、僕自身とても信頼していますし、そういう方にやってもらえるというのはすごく僕にとっては心強いんじゃないかなと思っています」
移籍1年目から「二刀流」で活躍し、新人王を獲得した大谷選手。2018年11月に日本記者クラブで会見した際は、「支えになった人は?」という記者の質問に対し、水原さんの名前を挙げていました。
「お世話になったのはやっぱり一平さん。通訳として1年間一緒にやってきましたし、グラウンドのレベルで、同じフィールドの上でやってきたので、私生活も含めて本当にお世話になりました」
ファンからも愛される
大谷選手の躍進にともない、ファンの間では水原一平さんの人気も急上昇。
ホームランダービーで大谷選手のキャッチャーを務めることが発表されると、ファンから喜びの声が相次ぎました。
エンゼルスも公式Twitterアカウントで予告ツイート。
「ホームランダービーに出場する翔平のキャッチャーを務めるのは誰でしょうか?」とつづり、防具を身に付ける水原さんの写真を投稿しました。
ツイートは2000回以上リツイートされ、「私たちの主であり救い主である一平」など、多くのファンが愛のこもったコメントを書き込んでいます。
ホームランダービーは日本時間7月13日午前に開催。テレビ地上波でも生放送されます。2人のコンビネーションからも目が離せません。