『シン・エヴァ』興収99.9億円突破、大台100億円秒読みで残り300万円
アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(3月8日公開)の最新の興行収入が12日に東映より発表され、きのう11日までの126日間累計で興行収入99億9700万円、観客動員654 万人を突破した。大台の興収100億円まで秒読みとなっており、きょうにも突破する見通し。
10日・11日の2日間の興行成績は興行収入1.67億円、観客動員10.2万人を記録。きのう11日に都内で行われた舞台あいさつでは、大台100億円が目前となっていることを知った緒方恵美(碇シンジ役)が「びっくりですね。たくさんの方に見ていただき、感謝です」とファンに“ありがとう”と感謝。
また、“完結編”となる本作において「やりきりましたか?」と聞かれた庵野秀明総監督は「いま自分が作るアニメーションではやれることはだいたいやりました」と説明していた。
また、庵野監督は「足すシーンは“いまは”ないです。製作がビビっているかもしれないですが“いまはない”ので安心してください(笑)」「この企画は92年からやっているので30年近くになるんです。自分の人生の半分を費やした作品なので、終わったのは感無量です。感無量な作品です」としみじみと語っていた。
公開初日から興収8億277万4200円、観客動員数53万9623人を記録し、前作『:Q』(2012年公開)初日の興行対比123.8%、観客動員対比121.7%と、大ヒットスタートとなった今作。前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年公開)の最終興収53億円を大きく上回っているほか、庵野秀明総監督が手掛けた『シン・ゴジラ』(2016年公開)の興収82.5億円を突破するなど、庵野監督の作品の中で最高記録更新となっている。
『新劇場版』シリーズは、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』に新たな設定とストーリーを加え全4部作として「リビルド」(再構築)したもので、今作は、2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、09年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、12年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に続く作品であり、完結編となる。
■『シン・エヴァンゲリオン劇場版』興収の流れ
初日:興行収入8億277万4200円、観客動員数53万9623人
7日間:興行収入33億3842万2400円、観客動員数219万4533人
14日間:興行収入49億3499万6800円、観客動員数322万2873人
21日間:興行収入60億7821万1750円、観客動員数396万1480人
28日間:興行収入68億9861万3200円、観客動員数451万3374人
30日間:興行収入70億円突破
35日間:興行収入74億2624万3700円、観客動員数484万8041人
42日間:興行収入77億9931万4050円、観客動員数508万8007人
49日間:興行収入80億円、観客動員数523万人
59日間:興行収入82億8229万8700円、観客動員数542万3475人
63日間:興行収入83億円、観客動員数546万人
77日間:興行収入85.4億円、観客動員数559万人
84日間:興行収入86.1億円、観客動員数563万人
91日間:興行収入86.7億円、観客動員数567万人
98日間:興行収入89億6530万6780円、観客動員数586万7510人
99日間:興行収入90億円
105日間:興行収入93.2億円、観客動員数611万人
112日間:興行収入95億円、観客動員数626万人
119日間:興行収入97.5億円、観客動員数639.3万人
123日間:興行収入98.1億円、観客動員数643万人
125日間:興収98.8億円、観客動員数647万人
126日間:興収99.9億円、観客動員数654 万人
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