大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は日本時間の7月7日、本拠地アナハイムで行われたボストン・レッドソックス戦に「2番・投手」で先発出場し、投げては7回を2失点で今季4勝目をつかんだ。
また打っては、初回にタイムリーヒットを放つなど4打数1安打だった。
今日も見せ場を作った大谷選手だが、この試合の「ある場面」での振る舞いが野球ファンの間で話題となり、称賛の声があがっている。
称賛された大谷選手の行動とは
話題となっているのが、2回表のマウンド。2アウト走者なしで迎えた相手レッドソックスの7番クリスチャン・アローヨ選手との対決。
大谷選手の投げた外角低めの変化球をアローヨ選手が打つと、打球はライト方向に飛び、その瞬間にバットが真っ二つに割れた。結果はライトフライだった。
バットが折れる衝撃音に一瞬驚くような仕草を見せた大谷選手だが、多くの野球ファンが称賛したのは、次の瞬間だった。
大谷選手はマウンドの右方向に落ちたバットの破片を利き手ではない左手で拾うと、なんとアローヨ選手のもとへと駆け寄り手渡したのだ。
この一連の様子を収めた動画をMLBが公式Twitterに投稿。すると野球ファンの間でこの行動が瞬く間に拡散され、以下のようにこぞって称賛された。
「he is gentlemen(彼は紳士だ)」
「This is Shohei.(これが翔平だ)」
「nice guy(ナイスガイ)」
「amazingly kind(驚くほど親切だ」
「大谷、紳士すぎる...愛される理由これだよな」
「グラブを外して(投げるほうではない)左手で取るプロ意識に感動」
大谷選手といえば、ホームランを量産したり、二刀流で活躍する姿がよく話題になるが、これまでも、打席に入る際や出塁した際に審判に挨拶をしたり、粘着物検査にも快く笑顔で応じたり、対戦相手に対しても紳士的な対応を度々とってきた。
魅力的な打撃や投球のみならず、こうした立ち振る舞いでもしっかりとファンの心を掴んでいる。
野球の神様は見ている!?大谷選手を救う「救世主」も現る
そんな大谷選手のことを、野球の神様が見ているのだろうか。思わずそう思ってしまうような場面が訪れる。
エンゼルスが1点をリードして迎えた6回表・2アウト1塁、打席には相手チームの4番・ボガーツ選手。大谷選手が投げた球を捉え、打球はセンターに飛んだ。
だが、あわやホームランかという大飛球をエンゼルスのセンターを守っていたレガレス選手がスーパージャンプで捕球。好プレーで大谷選手の失点を阻止した。
味方の好プレーにも助けられた大谷選手。オールスター出場も控え、ますます目が離せない。