新型コロナの影響を受け、1年延期されたサッカー欧州選手権「UEFA EURO 2020」が開幕。6月12日のデンマーク対フィンランド戦で、デンマークのMFクリスチャン・エリクセン選手が試合中に突然倒れるというアクシデントが起きた。
その時のデンマークの選手たちの行動に、称賛が集まっている。
選手が率先してプライバシーを守る
エリクセン選手は前半の終盤でピッチで突然倒れ、試合は一時中断された。
BBCによると、倒れたエリクセン選手のもとに選手たちが駆け寄ってくると、デンマーク代表のキャプテンを務めるDFシモン・ケアー選手が真っ先に気道を確保するための行動に出たという。
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その後医療班が到着し、エリクセン選手はその場で心肺蘇生法の処置を受けた。その間、デンマークの選手たちは、処置を受けるエリクセン選手を観衆の視線やカメラから隠すようにぐるりと囲み、円陣を組んで守っていた。
ケアー選手やデンマーク代表のこの一連の行動は、「傷病者のプライバシーを守るのは大切なこと」「選手たちが自発的に動いているのがすばらしい」「選手たちの行動から、自分がとるべき対応を学んだ」など、称賛するコメントが数多く寄せられている。
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さらにサッカー専門メディア433によると、ケアー選手は、エリクセン選手のパートナーのサブリナさんのことも気にかけ、声をかけていたという。
エリクセン選手は病院に運ばれ、その後容態は安定した。大会側は、「両チームの模範的な態度に感謝したい」とコメントしている。