大谷翔平選手は日本時間の5月29日、敵地オークランドで行われるアスレチックス戦に「投手」として先発登板する。
現地の報道によると、元々は前日の試合に先発予定だったが、移動中に交通渋滞に巻き込まれ、「投手」としての出場は回避。「2番・DH」で出場していた。
そんな昨日の試合では、大谷選手の人柄がよく表れたシーンも話題となった。
大谷選手、地下鉄に乗る
日本時間の28日、大谷選手が巻き込まれた交通渋滞。
現地紙ロサンゼルス・タイムズの報道によると、大谷選手はバスで移動していたが、電車に乗り換えてスタジアムまで移動したという。同紙は「Delayed by subway ride(地下鉄に乗ったことで到着が遅れた)」と見出しをつけた。
この日の試合開始は午後6時だったが、開始1時間前の午後5時近くになっても到着出来ておらず、準備が整わないため、投手としての出場はなかった。
このようなケースは、メジャーリーグでは決して珍しくないことのようで、28日にはパドレスのダルビッシュ有投手も「オークランドに行くときは電車使ってる人結構いました」などと過去の経験談をTwitterで呟いていた。
不慣れな電車移動の後に...。人柄が表れたシーンが話題
試合開始直前に到着し「打者」としてアスレチックス戦に出場した大谷選手。この日の投手としての登板回避は残念なニュースとなったが、一方で大谷選手の人柄がよく表れたシーンが話題になった。
0-5とエンゼルスが5点を追う9回、打席に立った大谷選手。カウントは2ボール2ストライクの場面で、大谷選手がタイムをかけた。
しかし相手投手のクリス・バシットはこれに気がついておらず、投球の姿勢を解かない。この様子に気づいた大谷選手は、相手投手に小さく手を振ってアピール。
気がついたバシット投手は笑みを浮かべタイムに応じた。真剣勝負の場面だったが、ほんの一瞬和やかな空気になった。バリー・スポーツ・ウエストのTwitterはこの時の映像を紹介した。
この大谷選手の対応にTwitterでは「手振ってるの可愛い」「優しいな...人柄が表れている」「かわいすぎる」など様々な声が寄せられていた。