
時事通信社
5月26日の夜は、皆既月食が日本全国で見られそうです。
約3年ぶりですが、今回はぜひ見ておきたい理由があります。ポイントをまとめました。
皆既月食、いつ・どこで見られる?
国立天文台によると、皆既月食は月が地球の影に完全に隠れることで、赤黒く変色した満月が見られるという天体現象のこと。
月は26日午後6時45分から欠け始め、午後8時9分に皆既食に。皆既となった月は、赤銅色と呼ばれる赤黒い色に見えるといいます。
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皆既食は午後8時28分に終わり、その後は次第に欠けた部分が小さくなっていき、午後9時53分に部分食が終わるという予測となっています。
つまり、午後8時9分から28分までが皆既月食を見るわずかなチャンスです。
今回の月食は、概ね日本全国の南東の空で観察することができるそうです。
NHKの報道によると、日本で皆既月食が観測できるのは、2018年7月以来およそ3年ぶり。また、前回は月食が明け方だったため、今回のほうが観測しやすい時間帯になっているといいます。

国立天文台公式サイトより
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スーパームーンの皆既月食は24年ぶり
国立天文台によると、5月26日の満月は2021年で地球に最も近い満月だといいます。
「最近では大きく見える満月に対して『スーパームーン』などの名称もよく聞くようになりました」として、宇宙の面白さにも目を向けて欲しいと訴えています。
このスーパームーン、1年で最も小さく見える満月と比べると、視直径(見た目の直径)が約14%大きく、約30%明るく見えるといいます。
毎日新聞は日本で見られる「スーパームーン」の皆既月食は1997年9月以来約24年ぶりで、次回は2033年10月まで見られないと伝えています。
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国立天文台では26日午後6時頃から公式YouTubeでライブ配信も行う予定です。