大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は日本時間の4月27日、敵地でのレンジャーズ戦に投打の2刀流で出場した。試合は9-4でエンゼルスが勝利した。
投げては5回を9奪三振4失点で1072日ぶりの勝利。打っては2安打2打点の活躍。しかしこの日、多くのファンの心を捉えたのは意外なシーンだった。
Advertisement
点を取られたら自分で取り返す「二刀流」の大谷劇場
1回裏、マウンドに上がった大谷はホームランを浴びるなどいきなりの4失点。
しかし2回表、ランナー1塁・2塁の場面で打者として打順が回ってくると、高めの直球をライト線にはじき返し、2点タイムリーヒット。自らの打撃で点差を縮めた。
その後は味方の打撃陣の援護で同点に追いつくと、3回表にはさらにチームが3点を奪って勝ち越しに成功。
大谷は5回までを投げ、勝利投手の権利を得て降板。その後試合は9-4でエンゼルスが勝利し大谷が勝利投手となった。
Advertisement
まさかのセーフティーバントに実況も驚く
今季2度目の2刀流出場でシーズン勝利を掴んだこの試合。だが、多くのファンの心を捉えたのは意外なシーンだった。
この回先頭打者として迎えた6回表の大谷の打席。その初球、大谷は極端な守備体系をとっていた相手の裏をつき3塁側へセーフティーバント。これが内野安打となり出塁した。
これには、実況も驚きと興奮を隠せないと言わんばかりの描写をした。
Twitterでは「セーフティーバント」がトレンド入り。
ファンからは、「打って投げて、セーフティーバントも決める。何でも出来すぎる」「もはや1人で野球をやっている」「ノリに乗ってる、やりたい放題」と声が寄せられるなど話題となった。
ちなみに、日刊スポーツの報道によると、これが日米で初のセーフティーバント成功だったという。
投打の2刀流で今シーズン初勝利を挙げた大谷。今後も、その打撃とピッチングから目が離せない。