大リーグ・シアトルマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターで元プロ野球選手のイチローさんが出演する動画がネット上で公開され話題となっている。
動画はSMBC日興証券の公式サイトなどで公開されているもので、今回がシリーズ第3弾だ。「もしもイチローが社長だったら」という設定でイチローさんが数にして40以上の様々な質問に答えている。
どんな社員や部下と一緒に働きたい?イチローさんの答えは....
「どのような社員・部下と働きたいですか?」との質問に、イチローさんはまず「こういう質問をされた時に想像するのは、いいときではなく、悪いときなんです。ミスをしてしまった時、どんな態度をこの人は取るのだろう。その時に一杯いろんなものが見える」と回答。
その上で、「まず自分と向き合う人がいいです」「まず自分を振り返ってみる姿勢を持っている人間。ピンチの時に後ろ向きな人と会いたくないので、(一緒に働くのは)遭難した時に一緒にいたいタイプがいいです」と独特な例えで表現した。
「採用面接では何を質問する?」→イチローさん「○○は言いますか?」
「採用面接では何を質問する?」という質問を受け、高卒で日本プロ野球の世界に飛び込んだイチローさんは「僕は面接を受けたことがないんです」と告白。
しばらく悩んだ後、イチローさんが絞り出したのは「人の悪口は言いますか?」という質問だった。この質問を投げかけられたインタビュアーが「僕は言います」と返すと、イチローさんは「それを、その人の前でも言えますか?」と重ねて尋ねた。
インタビュアーが「言えないです」と答えると、イチローさんは「だとしたら僕は悪口を言って欲しくないです」とし、「その人の前でも言えるなら陰口、悪口を言ってもいい。でも本人の前で言えないのなら、僕は言わないというルールがあって、それは人が見える。だから、おさむさん(インタビュアー)を採用しないです、僕」と自らの考えを打ち明けた。
最後に、もし「言っちゃうと思います」という返答ならば「100点です」とした。
現役時代は日本のプロ野球や米・メジャーリーグでヒットを量産し、偉大な安打記録を打ち出したイチローさん。代名詞の“レーザービーム”など、その華麗な守備も多くの野球ファンの目に焼き付いている。
そんなイチローさんの“金言”は、学生や社会人など年齢や立場を問わず、一度は見る価値がある。