勇気ある行動、まさにヒーロー!
若者グループが、火災現場に取り残された一家を助けた救出劇に、称賛の声が上がっている。
フランスのメディアThe Connexionによると、火災現場はフランス西部の都市ナントのアパート。出火当時、父母と生後6カ月の赤ちゃんがアパート3階にいた。
目撃者が撮影した動画には、炎が上がり窓から黒煙が噴き出す様子が映っている。さらに、赤ちゃんがバルコニーから建物の外に向かって投げ出される場面も確認できる。赤ちゃんは、用意されていたマットレスの上に無事着地した。
両親は、若者たちが建物に上って作った“人間のはしご”をつたって脱出した。
BBCによると、赤ちゃんは危機的な状態で病院に搬送されたが、回復しつつあるという。
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救助にあたったターミッドさんは、現地メディアに対し、バルコニーから赤ちゃんを投げ出すという決断は「最後の可能な解決方法」だったと語った。
駆けつけた消防士により、建物内にいた他の住民たちも救出された。
一家の救助で活躍した若者のうち、3人は移民だった。ヒーローたちの勇気ある行動を称え、彼らを公式に表彰するようマクロン大統領に求めるネット上の署名運動もスタートしている。