細田守監督新作『竜とそばかすの姫』スタッフ情報&予告映像解禁
人気アニメ映画『時をかける少女』(2006年)、『バケモノの子』(15年)、『未来のミライ』(18年)などで知られる細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が7月に公開することが決定。あわせて、スタッフ情報&予告映像が解禁された。
本作の主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼いころに母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日“もうひとつの現実”と呼ばれる超巨大インターネット空間の仮想世界<U>と出会い、「ベル」というアバターで参加することに。心に秘めてきた歌を歌うことによってあっという間に世界に注目される存在になっていくベル(すず)の前に、<U>の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる、というストーリー。
このほど発表されたスタッフは、歌姫「ベル」のキャラクターデザインを手掛けるジン・キム(Jin Kim)。ジン・キムは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ベイマックス』『モアナと伝説の海』など数多くのキャラクターデザインを手掛けた。
互いの作品をリスペクトし合っていた、ジン・キムと細田監督は、『未来のミライ』が米国アカデミー賞ノミネートを始め、まさに細田作品が世界へ羽ばたいた頃、ロサンゼルスで出会い、意気投合。いつか一緒にクリエイティブを、と語り合った。今回、歌姫「ベル」のデザイン制作にあたり、細田監督が正式に依頼、互いが熱望していたクリエイティブの共演が実現しました。貴重なキャラクターデザインもこの度合わせて公開した。
また、先日公開された世界50億人以上が集う<U>のコンセプトアートを担当したのは、ロンドン在住の新進気鋭のイギリス人建築家/デザイナー、エリック・ウォン(Eric Wong)。ユニバーサルでインターナショナルな超巨大インターネット空間を、建築とデザインの双方から独創的に描ける人物として、細田監督自らが探し出し、たっての希望で実現した。
さらに、先日3月15日に発表された第93回米国アカデミー賞長編アニメーション部門へノミネートされた『ウルフウォーカー』を始め、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』『ブレンダンとケルズの秘密』など、これまで5本の映画をアカデミー賞にノミネートさせてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンのトム・ムーア、ロス・スチュアート監督を始めとするスタッフたちが今作に参加することも発表された。
そして、公開された予告映像では、ジン・キムがデザインした歌姫ベルの美しく輝く姿が。高知の田園風景や校舎という日常から、仮想世界<U>へと新たな世界の扉を開いていくすず(ベル)。そんな彼女の目の前に<U>で恐れられている謎の存在・竜が姿を現す。ついに明らかとなった竜のビジュアルとその竜に抱きかかえられるベルの姿も。物語の続きが気になる予告映像となっている。
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