2021年のエイプリルフール、Twitterを大いに賑わせたのは、ダイハツ工業公式アカウントでした。
「もしもモルモットが車になったら…」
そんな夢のような物語設定で人気を呼んだアニメ『PUI PUI モルカー』にそっくりな、モルモットの車が発表されました。
「#エイプリルフール」のハッシュタグとともに投稿されたのは、「ミラ・モルモット」と名付けられた車。
愛らしいつぶらな瞳と、もふもふの毛並み。モルカーによく似ています。
キャッチコピーは「モフッと乗って、トコトコ走る。」で、「『可愛いモルモットをみんなのものに』という考えのもと、『ミラ・モルモット』では乗り心地・操縦安定性の良さと安心した走りを実現」との説明もされています。「ミラ・モルモット」の鳴き声は「プイプイ」ではなく「キュイキュイ」だそうです。
ダイハツのこの投稿は、5万以上のいいねがされており(4月1日午後3時30分時点)、「リアル・モルカーの誕生」「可愛すぎる。ほしい。いくら払えばいいですか?」「モルカーに乗る夢が叶う」など、大反響を呼んでいます。
毎年エイプリルフールには、数多くの企業アカウントが知恵を絞って投稿しますが「今年の優勝はダイハツに決定」とコメントを寄せる人もいました。
『PUI PUI モルカー』とは、モルモットたちが車(モルカー)になった世界を舞台にしたストップモーションアニメ。パペットアニメクリエイターの見里朝希さんが監督を務めました。
2021年1月に放送がスタートするや否や、たびたびTwitterのトレンド入りを果たし、多くのファンアートが生まれるなど話題沸騰。3月に最終回を迎えると、「モルカーロス」になる人も多く現れました。
ダイハツの投稿は、そんなロスに陥っている人たちのぽっかり穴が空いた心に、癒しを与えているようです。