回転寿司チェーン「スシロー」が台湾で、名前が「鮭魚(さけ)」の人を対象にタダで寿司が食べられるキャンペーンを始めたところ、本当に改名してしまう人が続出し、当局が改名を控えるよう呼びかける事態になっている。
「スシロー」が台湾で展開したのはサーモンをテーマにしたもので、名前に「鮭魚」が入っている人は無料で寿司を食べられる。同音の文字が入っている場合は割引価格になる。
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台湾メディアによると、これを受けて名前を本当に「鮭魚」に変えてしまう人が続出。台湾・アップルデイリーの統計によると135人にのぼるという。台湾では原則3回まで名前を変えることができる。
また改名後の名前も「鮭魚」の2文字が入ってれば良いため、「サケ主席」「サケ丼」「名前をサケにしたのはスシローのためです」などといった珍名が相次いで登録されたという。
台湾当局も頭を抱えてるようだ。改名した人たちは、キャンペーンを満喫した後は元の名前に戻すとみられるため、3回の改名機会のうち2回を使うこととなる。
台湾内政部は公式フェイスブックで「素敵なお名前を大事にして」と投稿。「台湾の鮭は私だけ!」というセリフのつけた鮭の画像を添え、数を数え間違えると、名前がずっと「鮭魚」のままになってしまう恐れもあるとした。
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スシローのキャンペーンは17日と18日の2日間で終了する。