TBS系の連続ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』が、3月21日(日)に最終話を迎える。午後9時から、75分スペシャルでの放送だ。
刑事の望月彩子(綾瀬はるかさん)と、殺人事件の容疑者でベンチャー企業社長の日高陽斗(高橋一生さん)の心が入れ替わってしまう、という物語。
出演者たちの演技や思いがけない展開が話題となり、Twitter上では謎解きが続いてきた。
脚本は、『JIN-仁-』『天皇の料理番』『義母と娘のブルース』(いずれもTBS)、『ごちそうさん』(NHK)などで知られる森下佳子さんが手がけている。
※この先、物語のネタバレを含みます。
最終話のあらすじは?
TBSが公開しているあらすじは下記の通り。
日高(高橋一生)が逮捕された。
「絶対に助ける」と日高に告げた彩子(綾瀬はるか)だったが、何もできないまま河原(北村一輝)によって彼の取調べが始まる。
東(迫田孝也)と行動を共にしていた陸(柄本佑)も事情を聞かれるが、彩子のことを心配しながらも複雑な心境でいた。
連続殺人事件の主犯は誰なのか、真相にたどりつけない警察。彩子は真実を明らかにするため、行動に出るが…。
これまでのあらすじ
1話の時点で、刑事の望月は、殺人事件の容疑者・日高と入れ替わってしまった。
その後の望月は、“日高として”逮捕されないように、日高(体は望月)に協力しつつも、日高の過去を探ってきた。
その中で、「猟奇的な人物」と思っていた日高が心優しい人物であると知り始め、「犯人ではないのではないか」という“希望的観測”も持ち始める。
さらに、日高には生き別れの双子の兄・東朔也(迫田孝也さん)がいることも明らかになる。
前回9話の冒頭で再び入れ替わり、元に戻った望月と日高。奄美大島に向かっている東と会うために、2人は警察から逃れながら、島に向かう。
島行きのフェリーの中で双子は再開。その後、船の中で、病気の東は息を引き取ってしまう。
そして、港で待ち構えていた望月の同僚刑事・河原三雄(北村一輝さん)に見つかるところで9話は終わった。
真犯人、黒幕はいるのか?
9話が終わった時点では、日高は兄・東の犯行を隠すために行動していた、つまり東が事件の犯人という「筋書き」が見えてきた。
幼い頃に母に引き取られた日高は、父に育てられた東が苦労を重ねてきたことを知って、負い目を感じているのだ。
しかしネット上では、「まだ真犯人がいるんじゃないか」「○○が黒幕ではないか」などの考察が続いている。
真犯人の“候補”として主に名前が上がっているのは、望月の同居人で清掃の仕事などをする渡辺陸(柄本佑さん)と、望月の仕事上のパートナー八巻英雄(溝端淳平さん)の二人だ。
のんびりとした性格で、いつも望月を受け止めてくれる渡辺。うっかりが多いものの、入れ替わりにいち早く気づいて望月を助けてきた八巻。
どちらも物語の中の「癒しの存在」なだけに、真犯人だった場合、視聴者の衝撃は大きくなりそうだ…。
鍵となるのはSDカード?
9話の終盤、東の財布から「SDカード」が落ちる場面があった。このSDカードが10話の鍵となりそうだ。
そもそも「なぜ入れ替われたのか?」「入れ替わりの法則が存在するなら、他にも入れ替わっている登場人物がいるのではないか?」などの疑問も残る。