「経団連の副会長にDeNA南場智子会長が内定」
2021年2月下旬、日本中にこんなニュースが駆けめぐりました。新聞やテレビが異口同音に伝えたのは、“女性初”というワードです。
18人から20人に増員される副会長のうち、女性で名前が挙がっているのはたった1人ですが、財界総本山とも称される経団連で初の女性副会長に誕生することに、「ようやく山が動いた」と感じた人も多かったのではないでしょうか。
南場さんは津田塾女子大を卒業後、1986年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1999年にDeNAを創業しました。
一度は療養中の夫の看護のためにポストを降りた南場さんですが、復帰後はさらにキャリアの幅を広げています。
3月25日のハフライブでは、DeNAの南場智子会長をゲストに迎えます。
「SHOWROOM」の前田裕二さんや「食べチョク」の秋元里奈さんなど、数々の魅力的な起業家たちも輩出しているDeNA。同社が大事にしている「どんな環境でも活躍できる人材」とは何なのか、なぜ、企業が自社以外で活躍できる人材を育てる必要があるのか。
番組では、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」や目標8「働きがいも経済成長も」を軸に、サステナブルなキャリアについて考えます。
もう一人のゲストは、キャリアSNS「YOUTRUST」を運営する株式会社YOUTRUSTの岩崎由夏代表です。岩崎さんも、DeNAが生んだ起業家の1人です。
岩崎さんは2012年、新卒でDeNAに入社。新卒向けの会社説明会では南場さん自らが話をするほど、採用を大事にしているというDeNAの新卒や中途の採用を担当していました。
副業や転職のマッチングも生まれる「YOUTRUST」の公式サイトには、「周囲に『一緒に働きたい』と思われる人こそが本当に優秀な人だと私達は考えています」とあります。
南場さんの「憧れる人と一緒に仕事をすることが私の幸せ」という仕事観のDNAが垣間見えます。
本格的な就活シーズンとなりましたが、終身雇用や年功序列などの日本型雇用システムが崩れつつある今、どこで、誰と、どんな仕事をするかということを考えるのは、学生だけではないはずです。
人生100年時代は、みんなが就活生。
転職やパラレルワーク、場所を選ばない働き方など、選択肢も多様化しています。
働く人は自分のスキルアップとそれを社会にどう還元していくかを考え、企業はどこに出ても活躍できる人材を育てる“ホーム”のような場所になっていくーー。
新型コロナによって、価値観や仕事観にまた大きな変化が起きている今だからこそ、南場さんが掲げる「永久ベンチャー」のマインドが、あらゆる企業や働く人に求められているのかもしれません。
番組では、企業と働き手のサステナブルな関係性について改めて見直すとともに、女性がリーダーに就く意義についても考えていきます。
番組概要:
配信日時:3月25日(木)夜9時~
配信URL: YouTube
配信URL: Twitter(ハフポストSDGsアカウントのトップから)
https://twitter.com/i/broadcasts/1dRJZNneLgrJB
(番組は無料です。時間になったら自動的に番組がはじまります)