イギリス王室、ヘンリー王子夫妻の発言に声明「王室全体が深く悲しんでいる」(全文)

ヘンリー王子夫妻が、イギリス王室で人種差別的な発言があったと明らかにした問題について、王室が声明を発表した。
ヘンリー王子・メーガン妃(左)、エリザベス女王(右)
ヘンリー王子・メーガン妃(左)、エリザベス女王(右)
Photo by Karwai Tang/WireImage / Photo by Ben Stansall - WPA Pool/Getty Images

ヘンリー王子夫妻が、イギリス王室で人種差別的な発言があったと明らかにした問題

3月7日、アメリカのCBSの番組でヘンリー王子とメーガン妃のインタビューが放送され、国内外で波紋を呼んでいた。

これを受け、イギリス王室は声明を発表した。以下がその全文だ。

「ヘンリー王子とメーガン妃にとって、この数年間がどれだけ困難であったかを知り、王室全体が深く悲しんでいます。 

特に人種の問題、提起された問題は懸念を呼ぶものです。記憶と異なる部分はあるかもしれませんが、非常に深刻に受け止めており、家族内で対処していく。

ヘンリー王子、メーガン妃、そしてアーチーは、王室にとって常に愛すべき家族の一員です」

肌の色に「会話」や「懸念」があった

ヘンリー王子夫妻が明らかにしたのは、生まれる前にアーチーちゃんの肌の色について、イギリス王室のメンバーから「会話」や「懸念」があったということ。

メーガン妃はアフリカ系アメリカ人の母親と、白人の父親の間に生まれている。

番組司会者のオプラ・ウィンフリー氏にその会話を主導した人物について問われたが、メーガン妃は答えるのを拒んでいた。

また、メーガン妃は同番組内で、王室時代に自死を考えたこともあると告白。王室に相談をするも、必要な助けを求められなかったことも語っている。

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