中国政府は2021年3月8日から、新型コロナウイルスワクチン接種歴の有無やPCR検査の結果などがスマホから確認できる「国際旅行健康証明」を導入する。海外渡航を正常化させるため、証明ツールとして活用する。
![「国際健康証明」電子版のサンプル](https://img.huffingtonpost.com/asset/6046e323270000ba0042b2b7.jpg?cache=6QMEanlUrB&ops=scalefit_720_noupscale)
中国外交部の公式サイトより
「国際旅行健康証明」は、中国のSNS「ウィーチャット」のミニプログラム。チャット機能がメインの「ウィーチャット」上で動作する拡張機能のことで、日本でいうLINEのミニアプリ機能に近い。
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アプリでは氏名やパスポート番号のほか、▽ワクチンの接種歴や製造会社、接種を受けた病院名▽PCR検査を受けた日時と結果▽抗体検査の結果などが分かる。
![ワクチンは製造会社も明記される](https://img.huffingtonpost.com/asset/6046e377250000d30084d2bd.jpg?ops=scalefit_720_noupscale)
中国外交部の公式サイトより
スマホの画面に表示される電子版と、プリントアウトできるペーパー版の2種類があり、受け入れ国はQRコードを読み取ることで本物かどうかを確認できる。
中国政府は今後の国際的な往来の正常化に向けて、今回の「国際旅行健康証明」を証明ツールとして活用する方針だ。