「泳ぐ宝石」として高値で売買されることもある錦鯉が池から持ち去られ、警察が犯人の身柄を確保した時にはもう手遅れ...という痛ましい事件が2021年2月、中国で発生した。
複数の現地メディアによると、上海市に住む女性は2月、自分の家の池で飼育していた錦鯉13匹のうち、12匹が何者かによって持ち去られていたことに気づき、警察に通報した。
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錦鯉は「泳ぐ宝石」と呼ばれ、中国でも富裕層を中心に人気がある。模様や体形などによっては高値で取引され、今回盗まれた錦鯉は合わせて5万元(約80万円)ほどの値打ちがあるという。
警察が防犯カメラなどを調べたところ、すぐに庭に立ち入って鯉を盗んだ男を特定。身柄を確保するとともに、男の家で盗まれた鯉を見つけた。
しかし、時すでに遅し。鯉はベランダですでに干物にされていたという。
現地メディアによると、男は警察の調べに対し、女性の家のそばを通りかかった際、鯉が欲しくなってしまったと話しているという。高額で取り引きされることは知らず、食べるのが目的だったという。