Twitter、ツイート取消し機能をテスト中?「送信アンドゥ」ボタンの発見報告

「制限時間いっぱいまで誤字や失言をチェックし、投稿をなかったことにできる」とみられています。
Mike Blake / Reuters
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Twitterはかなり前から、一度はつぶやいた発言をなかったことにできる「ツイート取消し」機能を検討中と噂されていました。今後、その機能が実際に導入される可能性を示す手がかりが発見されたと伝えられています。

アプリ・セキュリティ研究者のJane Manchun Wong氏は「Undo Send」(送信を元に戻す)機能に使われると思しきアニメーションを発見したと報告しています。Wong氏は独自の方法でアプリの実験的機能を探し出すことに数々の実績があり、引用ツイートの件数表示誤解を招くとのラベル付きツイートに「いいね」しようとすると警告表示などをいち早く察知していました。

新たに発見されたアニメーションは、ツイートが送信されたことを確認するダイアログに追加される「元に戻す」ボタンの挙動です。この横長ボタンはプログレスバーでもあり、ツイートが実際に投稿されるまでに(取消し不可になるまでに)どれぐらいの時間が残っているかを視覚化しています。

本機能は、Gmailで送信した後に一定時間内ならメールが配信されないようにできる取消し機能に類似していると言えそうです。

一度投稿したツイートを後から編集できる機能を望む声は根強いものの、ドーシーCEOは「たぶん絶対導入しない」と強い口調で否定していました。このツイート取消し機能は「制限時間いっぱいまで誤字や失言をチェックし、投稿をなかったことにできる」ということで編集機能に最も近く、Twitterにとっては出来るかぎりの譲歩とも思われます。

Twitterは先月末、コンテンツクリエイターらが有料フォロワーだけに限定コンテンツを提供できる「Super follow」などの新機能をテスト予定と発表していました。その正式発表前に報じていた米Bloombergは、Twitterが広告依存を減らすためにサブスクリプションを検討中との噂も合わせて伝えていました。

さらに遡れば昨年(2020年)夏、Twitterが有料プランで提供する機能につきアンケートを送っており、その中には「30秒以内のツイート取消し」機能もあったと報じられていました。ただ取消し受付け時間があまりに長いとリアルタイム性が求められるツイートでは困るため、待ち時間を調節できるオプションも用意されるのかもしれません。

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