寄せられた884件の回答結果は次の通り。
責任の有無
「責任がある」328件(約37%)
「責任がない」556件(約63%)
批判・バッシングへの賛否
「賛同する」109件(約12%)
「反対する」775件(約88%)
◇「責任ある」理由
《加害者の家族の一員だから、連帯責任がある》
《予兆があったはずで、それを見てみぬふりをしていたり対応をしていなかったりしたから、 事件が起こったのではと考えるから》
《被害者が拠り所がなくなってしまうから》
《加害者が未成年の場合は親に監督責任があると思うから。加害者が成人の場合は家族に責任はないと思う》
◇「責任ない」理由
《加害者家族と加害者は別人格であり、連帯責任は無いと考えているから》
《堂々と「自分はこれから犯罪をする」と公言して犯罪を犯す犯罪者は少ないと思うので、 家族が犯罪を犯していることを知っていないのは普通だと思うから》
《被害者への償いに協力するという立場であって、 「責任」という言葉を使われることには反発する》
《自分も加害者、加害者家族になり得ると感じているから。加害者家族も被害者だと思うから。 親や配偶者の努力で加害行為がなくなると思っていないから》
◇批判・バッシングに賛同の理由
《性犯罪や凶悪犯罪を犯した人間の家族が「自分は関係ない、自分も被害者」は間違っている》
《バッシングされることで犯罪抑止となるなら良いと思う》
《加害者本人の責任意識を認識させるのに必要》
《被害者からしたら加害者家族も加害者で、当然だと思う》
《加害者の子供には同情するけど、事件によっては仕方ないとおもう》
◇反対の理由
《バッシングしている人たちは単に自分の憂さ晴らしのためだと思うからです》
《加害者家族を批判したところで、その先には何も良いことは生まれないと思います。事件とは直接関係のない人を責めても、次の事件が防げることもないでしょう。 批判するだけ悪意のある言葉によって傷つく人が増えるだけとも思います》
《自分の意思でコントロールできないことで責められるのは理不尽だと思うから》
《加害者家族も、ある日突然環境が変わってしまう点で、被害者家族と変わらない》
当事者の意見(加害者家族、被害者)
【責任について】
◇ある
《自分も、夫がわいせつ行為で仕事を辞めたことがあります。示談で済み、この方ように周囲に知られることありませんでしたが、なぜ主人の不可解な行動に気づけなかったか、 主人は私に不満があってそのような行為に及んだのでないか、など考えてしまうからです》
被害者:《私も交通ひき逃げ事故で被害者になった。刑事裁判でふざけた言い訳ばかりしている加害者。 それを家族にしている人も被害者にとって真摯に対応してほしいから》
◇ない
《私も加害者家族だからです。事件の内容によっては責任があるのかもしれませんが、司法で裁かれていない限りは加害者だと見なされるのはおかしいと思います》
《責任は本人だけです。家族は本人を死なせないことで精一杯です。本人を守りたい気持ちが強いです》
【批判・バッシングについて】
◇賛同
《仕方の無いことだと思います。今回うちでは人様に軽度の危害をくわえた…まだ幸いに双方死人が出ていませんが、許されることではありませんし、当初は本人を残して心中することも視野に入れていました》
被害者:《私自身居眠り運転によって家族を殺されていて、その加害者家族が幸せに暮らすことが許せないから》
◇反対
《加害者家族を批判してもなにも変わらない》
《犯罪を犯した本人が法で裁かれる、そして家族は経済的、社会的に制裁を受ける。事件と関係のない人たちが報道だけをみて家族まで批判することは間違っていると思います》