コロナ禍で批判が集まる歌手活動、歌手・広瀬香美さんの向き合い方。「『楽しい』しか知らない人間の歌は面白くない」

歌を歌うことに「飛沫が飛ぶよ」「こんな時代に歌なんかいらないじゃないか」などの批判が集まっている。
広瀬香美さんのブログより
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広瀬香美、コロナ禍での歌手活動に批判も前向き「この時の感情を記憶に留めて」
 BS日テレ開局20年スペシャル番組『日本を元気に!スマイルサプライズ!』が、28日に放送(後7:00)。コロナ禍や自然災害など、日本が長いトンネルに入ってしまったような状態だが、「でも、きっとこの先に明るい出口がある!」と明るい未来を信じるために、番組では、さまざまなサプライズを用意。麒麟の川島明、佐藤栞里、井上咲楽がその様子を見守る。

 番組では、華やかなデコトラで日本中の被災地をめぐり、ボランティア活動を行っている心優しいトラック野郎、コロナ禍でも奮闘する人々に向けて、大輪の花火で激励、広瀬香美が、自身の代表曲である「ロマンスの神様」を歌い継いできた名門合唱部(埼玉県立伊奈学園総合高等学校 音楽部)へのサプライズなどが放映される。

 広瀬は、リモートでつながった部員たちへサプライズライブをプレゼント。「ロマンスの神様」はもちろん、米津玄師の「Lemon」やOfficial髭男dismの「Pretender」など大人気曲のカバーも披露し、生徒たちは大喜びする。昨年から続くコロナ禍で、人前で歌う機会を失ってしまった高校生たち。「合唱なんてやめろ」「たかが歌だろ」と批判や誹謗を受けることもあり、悲しく、くやしい思いを経験。それでも「歌うことをあきらめたくない」「でも、今どうしたら…?」「モチベーションが上げられない…」といった想いを抱える生徒たちに、広瀬が語りかけた。

■広瀬香美
歌うことを批判される。でも、歌うことをあきらめたくない…っていうみんなの強い気持ち、すごくわかる! 私もそうだから。「飛沫が飛ぶよ」とか「こんな時代に歌なんかいらないじゃないか」とか、そういう批判、たくさん受けています。これをどう乗り越えようかと、私なりに考えました。私の答えは、この時期はもう2度とないから、この時期の感情というのを、音楽家、アーティスト、シンガーとして、ちゃんと記憶に留めておきながら、できる限りの歌を歌おう、と。だって「楽しい」だけしか知らないような人間の歌なんて面白くも何ともないよ! 苦しみや悲しみやくやしさを経験して…そして、楽しい歌が歌える。そんな人の歌の方が聞きたいと思わない?

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