森喜朗会長が辞任表明、女性蔑視発言を受けて「私がいることが、大会開催の妨げになってはならない」

組織委が理事や評議員らを集めた合同懇談会の場で表明した。
辞意表明する森会長
辞意表明する森会長
Tokyo 2020公式ライブ配信より

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は2月12日、女性蔑視発言を受けて、きょう限りで会長を辞任する意向を表明した。

日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」などと女性蔑視発言をし、批判が上がっていた。

組織委が理事や評議員らを集めた合同懇談会の場で表明した。

森会長は懇談会の冒頭で、次のように述べた。

今回、私の不適切な発言が原因で、大変混乱をきたしてしまいました。理事の皆さん、評議員の皆様に、そして多くの皆様方に、大変ご迷惑をかけたことを誠に申し訳なく存じております。

今日は改めて、もうすでに報道されております通り、今日をもちまして、会長を辞任をいたそうと思っています。

大事なことは、オリンピックをきちんと7月に開催するということでありますから、そのオリンピックを開催するための準備に、私がいることが妨げになる、ということであってはならないと思います。

懇談会には、森会長や後任として名前があがっていた川淵三郎氏をはじめ、組織委の理事や評議員ら約40人が出席。一部はリモートで出席した。

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