島根にある県立水族館・しまね海洋館アクアスは1月27日、公式Twitterで世界最大級の無脊椎動物として知られるダイオウイカの生きたままの姿を公開した。ネット上で瞬く間に拡散され話題となっている。
同館職員によると「生きているダイオウイカの映像はとても貴重」だという。
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ダイオウイカが生きたまま発見されたのは1月26日の島根県出雲市の港。現地の漁師の目撃情報を元に職員が駆けつけたところ、映像に収めることが出来たという。
動画をよく見ると、足をゆらゆらとゆっくり揺らしているのが確認できる。
今回発見されたイカは全長が4m10cm、体重は170kg。
ダイオウイカは主に深海に生息するとされる巨大イカで、体長は大きいもので約18メートルに達するものもある世界最大級の無脊椎動物だが、その生態については、ホホジロザメ以上に分かっていないとされている。
しかし、近年では日本の近海でも相次いで目撃情報が寄せられている。2020年12月には京都府宮津市の砂浜に全長約3メートルのダイオウイカが打ち上げられた打ち上げられた。
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水族館側、ダイオウイカを「標本」に
しまね海洋館によると、ダイオウイカが島根県の近海で見つかったのは今回を含めて5度あるが、今回のイカの大きさは過去最大だという。
発見された後にダイオウイカは死んでしまったため、同館はイカを冷凍保存。
標本にすることで、今後の生態研究に活用するとしている。