パインアメを製造・販売するパイン株式会社が1月25日、パインアメについて公式Twitterで呟いたツイートに大きな反響が寄せられている。26日正午時点で12万以上の「いいね!」が付いている。
ツイートでは「感染症対策のため、パインアメを吹いて鳴らそうとすることは暫くの間ご遠慮いただけましたら幸いです」とした上で、「もともと鳴るようには作ってない」という事実も合わせて明かした。
ハフポスト日本版は、Twitterの“中の人”にツイートの真意を聞いてみた。
パインアメとは?
パイン株式会社によると、パインアメの製造・販売は昭和26年に始まった。
今年で発売から70年となり、数多くある飴の中でもロングセラー商品として消費者に認知されている。
新潮社発行の雑誌『nicola』2021年1月号では「なんでもランキングアメ部門」で2位となっている。
同社では「オレンジアメ」のほか、駄菓子屋で扱われる「あわ玉シリーズ」や「どんぐりガムシリーズ」などパインアメ以外の商品も販売している。
公式Twitter“中の人”のツイートの真意
パインアメについて、同社の公式Twitterでは25日、【ご注意】と題して「感染症対策のため、パインアメを吹いて鳴らそうとすることは暫くの間ご遠慮いただけましたら幸いです」とお願いを呟いた。
“中の人”を担当する広報は、このツイートを投稿した理由について、以下のように話す。
パインアメについて、一部の消費者の方は「吹いて楽しむもの」という認識を持たれています。「フエラムネ」と混同されている方がいらっしゃるようなのです。
ですが、今は新型コロナウイルスの流行が続いていて、もしもパインアメを吹こうとしてしまうと、唾液や飛沫が飛んでしまいかねません。
このご時世ですので、安全に美味しく召し上がって頂く為にも、一度正しい味わい方をお伝えさせて頂くことに致しました。
パインアメの形状はフエラムネのそれと似ていて、真ん中に穴か空いているが、笛のように吹いて楽しむものではなく、缶詰のパイナップルの輪切りをイメージしたものだという。
ちなみに、鳴らすこと自体もなかなか難しいが、中には鳴らして楽しむ人もいるという。
公式Twitterのツイートの返信には「確かに鳴らしたら飛沫が飛ぶね」「もともと鳴るようには作ってないって事実を初めて知った」「コロナの間は穴を塞いだら」などと様々な声や意見が寄せられ、話題を集めていた。
“中の人”は、「普通に口の中に含んで美味しく召し上がっていただきたいです」と話している。