アメリカ連邦議会議事堂で暴動を起こしたなどとして逮捕された男が、アメリカ下院議員のアレクサンドリア=オカシオ・コルテス議員(民主党)の殺害を予告する脅迫文をSNSに投稿していた。
CBSによると、逮捕されたのはテキサス州のギャレット・ミラー氏(34)。乱入事件の際、ミラー氏はトランプ前大統領の名前が入った帽子を着用し、複数の自撮り写真をSNSに投稿していた。
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オカシオ=コルテス議員は「AOC」の愛称で知られている。ミラー氏は1月6日、オカシオ=コルテス氏のツイートに「AOCを暗殺する」と脅迫するコメントを書き込んでいた。
ミラー氏がSNSで「暗殺」の意図を書き込んだのは、AOCだけではない。
NBCによると、ミラー氏は、乱入事件の参加者で退役軍人のアシュリー・バビットさんが警察官の銃撃により死亡したことをめぐり、バビットさんを射殺した警察官に対して「死ぬに値する」などとFacebookに投稿。殺害の脅迫をしていた。
議事堂の乱入から数日後、ミラー氏はインスタグラムに「その日はバッグにロープを入れていた」などと投稿していた。
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「後悔している」
ミラー氏の弁護士クリント・ブローデン氏は、CNNのインタビューに「彼はトランプ前大統領を支持して脅迫行為をしたが、自分の行動を後悔している」とコメントしている。
オカシオ=コルテス議員は、議事堂が襲撃された当時の状況について「死」が頭によぎり、「その日の終わりまで生き残ることができるかどうか、分かりませんでした」などとインスタライブで語っていた。