冬の暖房、節電方法は? エアコン、こたつ、ヒーターなど効率的に暖めるには【家庭向け・簡単対策】

エアコン、ガス・石油ファンヒーター、電気カーペット、電気こたつ、床暖房。すぐにできる家庭向けの省エネ・節電の方法をまとめました。
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Getty Images/iStockphoto

全国的に厳しい寒さが続いており、大雪に見舞われている地域もあります。

東京電力は、今冬は「例年に比べ、電力需要が大幅に増加」しているとし、節電への協力を要請しています。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でリモートワークなど在宅時間が増えると、暖房器具を付けっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか。厚生労働省は、コロナ対策としてこまめな換気も呼びかけています

経済産業省がすすめる、すぐにできる家庭向けの省エネ・節電の方法を暖房器具別にまとめました。

▽エアコン

・ドア・窓の開閉は少なくする。

・厚手のカーテンを使用。床まで届く長いカーテンの方が効果的。

・扇風機を併用。暖まった空気を循環させる。

※適宜、換気を行う。

・室外機のまわりに物を置かない。室外機の吹出口にものを置くと、冷暖房の効果が下がることも。

《節電ポイント》

冬の暖房時の室温は20度を目安に、必要なときだけつける。フィルターを月に1〜2回清掃するのも効果的。

▽ガス・石油ファンヒーター

・早めの電源オフが決め手。室温は急には下がらないため、外出前や就寝の15分くらい前に切るのがコツ。

・フィルター掃除で効率アップ。掃除機でホコリを吸い取ったり、ぬるま湯で洗ってからしっかり乾かす。

・体感温度をあげるため、着る物を工夫する。

《節電ポイント》

エアコンと同じく、室温は20℃を目安に、必要なときだけつける。

▽電気カーペット

・電気カーペットの下に断熱マットを敷き、効率アップ。

・人のいない部分は、温めない。

《節電ポイント》

広さに合った大きさを使用し、設定温度は低めにする。

▽電気こたつ

・こたつは、おもに腰から下を温める暖房機器のため、腰の上の冷え対策も行う。1枚多めに着込むなどする。

・ストーブやエアコンなど、他の暖房機器と併用する場合は、控えめな温度設定にする。

《節電ポイント》

こたつ布団に上掛と敷布団をあわせて使用し、設定温度は低めにする。

▽床暖房

・床暖房は足元から体を温めるので、室温を低く設定しても快適に過ごすことができる。

・すぐに室温が下がることはないので、就寝や外出の約30分前にスイッチを切るようにする。

・床暖房にはカーペットやラグマットなどは敷かない方が効果的。

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