トランプ大統領は1月7日、Twitterにスピーチ動画を投稿し、自身の支持者による議事堂侵入について「アメリカの民主主義をけがした」と非難した。
動画ではまた、バイデン政権への移行に協力する姿勢も示した。
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首都ワシントンD.Cで1月6日に起きた議事堂侵入では、バイデン次期大統領の勝利に抗議するトランプ氏の支持者らが暴動を起こし、議員らが避難。建物が一時占拠される前代未聞の事態に発展し、警察との衝突で4人が死亡、50人以上が逮捕された。
トランプ氏は暴動をめぐり扇動的なツイートをし、投稿が非表示となり、Twitterからアカウントを一時凍結されていた。
7日に投稿した動画でトランプ氏は、議事堂侵入事件について「凶悪な襲撃だ」と非難。「全てのアメリカ人と同様に、私も暴力や違法行為に対して怒りを感じた」と述べた。
安全確保のため、直ちに警備隊を配置したと説明し、「アメリカは秩序ある法治国家だ」とも述べた。
侵入者に対して「暴力や破壊行為をするあなたたちは、アメリカを代表してはいない」と訴えた。
アメリカ大統領選の結果を覆そうとする動きが過熱したことに触れ、「冷静にならなければならない」と呼びかけた。
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続けて、アメリカの連邦議会がバイデン氏勝利を承認したことにも言及し、1月20日にバイデン政権が誕生すると説明。
「私が注力するのは、スムーズで秩序ある、切れ目のない政権移行だ」と、バイデン政権誕生に協力する姿勢を示した。
一方で、選挙結果を覆そうとした自身の行為について「投票の正当性を確認し、民主主義を守るためだ」と正当性を強調した。