細田守監督の新作『竜とそばかすの姫』2021年夏公開。物語の舞台は「インターネット世界」

「スタジオ地図」の設立から10周年を迎える2021年に公開される本作。中身はまだ秘密のベールに包まれている。
タイトル入りコンセプトアート
タイトル入りコンセプトアート
2021 スタジオ地図
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細田守監督新作『竜とそばかすの姫』来夏公開 インターネット世界が舞台

人気アニメ映画『時をかける少女』(2006年)、『バケモノの子』(15年)、『未来のミライ』(18年)などで知られる細田守監督の新作タイトルが『竜とそばかすの姫』に決定。来年夏に公開されることが15日、発表された。

 細田監督は、91年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。アニメーターを経て、『劇場版デジモンアドベンチャー』(99年)で映画監督デビューを果たした。その後、フリーとなり、11年に齋藤優一郎プロデューサーと自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。

 フリーからの過去作すべて「日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞。『未来のミライ』は、アニー賞受賞に「アカデミー賞」長編アニメーション部門にノミネートされるなど、世界から評価を獲得した。

 スタジオ地図の設立から10周年を迎える2021年に公開される本作。中身はまだ秘密のベールに包まれており、明らかになっているのは、タイトルと物語の舞台が全世界で登録アカウント50億人を突破するインターネット世界を描き出した1枚のコンセプトアート。『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(00年)や『サマーウォーズ』(09年)では、インターネットやデジタル技術が人々の生き方をどのように変えたのかが描かれた。

 新作では、細田監督が最新の知見に基づき、ネット世界を題材にして現代に切り込む。タイトルに込められた「竜」、そして「そばかすの姫」はなにを表現しているのか。細田監督が一貫して見つめ続けた「困難に直面しながらも自らの勇気で一歩を踏み出し、懸命に未来へむかって生きる人間の姿」が、新型コロナウイルスの困難に直面したいま、希望と勇気の物語を紡ぎ出す。

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