12月13日の夜から明け方まで、ふたご座流星群が「かなりいい条件」で観測できそうです。最大で1時間に55個出現と予想されています。
どの方角を、いつ見ればいいの?楽しむためのポイントを紹介します。
日付が変わる頃が最大。
三大流星群の一つで、多くの流星が見られる「ふたご座流星群」。
国立天文台によると、流星が最も多く現れるとみられるのは、13日の夜から14日の明け方にかけて。
夜8時頃から現れ始め、10時頃に本格的に出現。日付が変わる頃に最も数が多くなり、空の暗い場所で観察すれば、最大で1時間あたり55個ほどの流星を見ることができると予想されます。
また、14日の夜も、最大で1時間あたり20個を超える流星が出現すると予想されています。
方角は?
流星は放射点を中心に全天に出現するため、どの方角からでも観測可能。できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶのがポイントです。
14日の午前10時頃に流星群の活動が最も活発になるとみられています。また、15日が新月のため月明かりの影響もないので、国立天文台は、今夜は「かなり良い条件で観察できます」と発表しています。
13日の天気は? 関東や近畿で観測のチャンス
ウェザーニュースによると、西日本、東日本の太平洋側は晴れの予報。星空が広がるところが多くなるとみられ、「関東や近畿では、双子座流星群を観測するチャンス」と伝えています。
一方、北日本や日本海側は雲に覆われ、雪や雨が降るところが多いと予想されるため、観測は難しいかもしれません。
観測のポイント
国立天文台によると、流星群観察のポイントは以下の5点。
(1)明かりの少ない場所を選ぶ
(2)できるだけ広く空が見渡せる場所を選び、広い範囲に注意を向ける
(3)見る方向はどこでもOK。放射点の方向だけでなく、流星群は夜空のどこにでも現れる
(4)15分くらいは諦めずに観察を。屋内から出てすぐは、目が暗闇に慣れていないので見づらいことも
(5)肉眼で観察する。望遠鏡や双眼鏡は見える範囲が狭くなってしまい観察しづらい