12月6日、韓国でアジア最大級の音楽授賞式と言われる「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」が開かれた。
授賞式だけでなく、毎年数多くの人気アーティストが舞台上でパフォーマンスを披露する音楽フェスティバルとしても知られ、海外からの人気も高いイベントだ。
昨年まではアジアの複数の地域で開催されていたが、今年は非対面で行われた。例年とは異なる「2020 MAMA」授賞式で、突然注目を浴びた人物がいた。
全身を銀色のボディスーツで包んだその女性は、スターたちの授賞式の途中で突然現れ、空気中に何かを撒いて瞬く間に立ち去ることを繰り返し、「あの人は一体何をしているのか?」との疑問を巻き起こした。
この女性は「新型コロナ対策」だとして空気中に「消毒剤」を散布したのだという。
しかし、このような方法に効果があるのだろうか?
韓国・環境部が発表した「新型コロナウイルス殺菌・消毒製品の誤用・乱用防止ののための案内または注意事項」では、「空気中に噴霧・噴射するなど人体への危険がある消毒方式は、勧奨しない」とし、「消毒剤の成分が、ウイルスを除去するほどの濃度であれば、皮膚、目、呼吸器にも刺激を与えることになる」としている。
中央日報によると、視聴者らに「MAMA防疫女」と名付けられたこのスタッフの女性。SNSでは、「(新型コロナ対策であれば)マスクをつけたりシールドを設置する方がいいのでは」「シルエットを強調する衣装を着せた意図は何か」という疑問が殺到している。
ニュース1によると、Mnet側は授賞式が開催される前、「政府のガイドを遵守し、アーティストまたはスタッフの安全を最優先に行事を行う」として、政府の防疫方針を徹底的に遵守すると予告していた。
この記事はハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。