2020年の終わり、木星と土星が大接近中ーー。12月21日(月)の「日の入り後」が、日本で2つの惑星が最も近づいた状態で観察できるチャンスになりそうだ。
どうしたら見られる?
国立天文台によると、日本で2つの惑星が最も近づいた状態で観察できるのは、12月21日の日の入り後。21日の日の入り時間は、東京では午後4時32分となる。
ウェザーニュースによると、肉眼で観察可能で、日の入り後の南西の空に見え始め、その後2時間ほどで西の地平線に沈んでいくという。
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望遠鏡を使うと木星、土星に加えて木星のガリレオ衛星も同じ視野に捉えることができるという。
鎌倉時代以来の大接近?
アメリカにあるライス大学の発表によると、「中世以来初めて二重惑星のように見える」ほどの接近となるという。
同大学の天文学者パトリック・ハーティガン氏は発表の中で、この2つの惑星が並ぶ現象は約20年ごとに起きると説明。
しかし、「今回のコンジャンクション(2つの惑星が近づくことを差している)は、2つの惑星が非常に接近して見えるという理由でとても珍しい」という。
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「夜空で、この2惑星をとても近い配置で見ることができたのは、1226年3月4日の夜明け前までさかのぼる必要があります」としている。
1226年というと、日本の歴史では鎌倉時代となる。
ハーティガン氏によると、夜空でこれほどの接近を観察できるのは、次は2080年3月となり、さらにその次は2400年以降になるという。