12月に入り、年末の計画を立て始める時期に。だが今年はコロナの感染拡大を受け、帰省を断念する人も少なくないようだ。
子育て世帯向けの写真アプリを提供する「ALBUS(アルバス)」(東京)は、関東地方以外に実家がある東京・神奈川在住の1歳〜6歳の子どもを育てる母親を対象に、年末の帰省に関する調査を実施。401人から回答を得た。
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「帰省する」と答えた人は36.4%で、2019年に比べ30ポイント近く減少していることが分かった。
「コロナ理由」が8割
「今年の年末は帰省しない」と答えたのは51.6%で約半数を占めた。一方、2019年末の帰省について尋ねたところ、66.6%が実家に「帰省した」と答えていた。
帰省をしない理由(複数回答)は「新型コロナウイルスの感染予防のため」で最も多く、81.6%に上った。次いで「新型コロナに関する実家の近隣住民への配慮」(57.0%)だった。
感染拡大が続く中、長期にわたって帰省できていない家庭も。
2020年のお盆や夏休みの帰省状況を問うと、73.6%が「帰省をしていない」と答えた。実家の親と子どもが直近で対面した時期では、27.2%が「12か月以上前」と回答。約3割の家庭が、祖父母と孫が1年以上会えていないと答えている。
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■調査概要
調査時期:2020年11月24日〜2020年11月29日
調査方法:インターネット調査
調査対象:東京・神奈川在住(関東地方以外に実家がある)
1歳から6歳の子どもを育てる母親401人※ALBUS調べ