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普段なにげなく使っている東京の地下鉄の駅。
実は知られざる便利な見分け方があった。
あるTwitterユーザーが11月15日、「地下鉄の出入り口にある路線マーク」について、「改札までの距離が近い順に左側から並んでる」という情報を投稿した。
「知らなかった!」「便利なライフハック」と驚きの声が広がり、8万以上の「いいね」がされている(11月18日時点)。
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この情報は確かなのか。東京都を走る地下鉄のうち、東京メトロ9路線を運営する東京地下鉄の広報部に聞いた。
「間違いない」。ただし…
広報部によると、その出入口から改札までの距離が近い順に、左から右にかけてマークが並んでいるというのは確かだという。
これを看板表記ルールとして、以前から運用してきた。公式サイトなどには掲載せず、これまで特に公にすることはなかった。
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ただし1点、注意が必要だ。
その地下鉄の出入口を設置・管理する運営会社が、優先的に表示されるというルールがあるのだ。同じ駅でも、出入口によって運営会社が異なる場合もある。
上記の銀座駅の場合は、東京メトロの管轄で、「銀座線→日比谷線→丸ノ内線」の順で、改札までの距離が近いことになる。
一方、下記の日比谷駅は、都営地下鉄を運営する東京都交通局の管轄。
まず都営三田線が左側に表示され、その隣に出入口から改札まで近い順に「有楽町線→日比谷線→千代田線」と、東京メトロの路線マークが並んでいる。
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やや複雑なルールではあるが、覚えておいたら役立つ時がくるかもしれない。
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