しし座流星群の活動がピークに。時間や方角、観察のポイントは?

関東や東北・北陸は晴れるところが多く、観察のチャンスがあります🌟
2001年11月に観測されたしし座流星群と富士山
2001年11月に観測されたしし座流星群と富士山
時事通信社

11月17日、しし座流星群が活動のピークを迎えます。月明かりの影響もなく、関東などでは晴れるところも多く観測のチャンスがありそう。どの方角を、いつ見ればいいの?楽しむためのポイントを紹介します。

見ごろはいつ?観察のポイントは?

今回のしし座流星群のピークは17日夜8時。ただウェザーニュースによると、流れ星が飛び出してくる中心となる「放射点」のあるしし座が空に昇ってくるのは東京で23時頃からなので、その頃からが明け方にかけてが見頃となるでしょう。放射点が高くなるほど、流れ星の数は多くなります。

17日の月は午後6時過ぎに沈むため、星空観察に影響はありません。条件の良いところであれば、1時間に5〜10個ほどの流れ星が見られそうです。

国立天文台によると、流星群観察のポイントは

・明かりの少ない場所を選ぶ

・できるだけ広く空が見渡せる場所を選び、広い範囲に注意を向ける

・見る方向はどこでもOK。放射点の方向だけでなく、流星群は夜空のどこにでも現れる

・15分くらいは諦めずに観察を。屋内から出てすぐは、目が暗闇に慣れていないので見づらいことも

・肉眼で観察する。望遠鏡や双眼鏡は見える範囲が狭くなってしまい観察しづらい

 となっています。

東京でも観察のチャンスあり

気象庁による11月17日の天気予報
気象庁による11月17日の天気予報
気象庁のサイトより

ウェザーニュースによると、17日深夜〜18日未明は、関東や東北・北陸では晴れるところが多いとのこと。一方で西日本や東海などは雲が広がりやすく、北海道も雲が多くなる予想です。

午後11時ごろの気温予想は、東京だと10度前後のところが多いです。観察の際は、しっかり防寒対策をしてくださいね。

しし座流星群とは

国立天文台によると、しし座流星群は、過去には1時間に数千の流れ星が出現する「流星嵐」が多数記録されていることでも有名。約33年ごとに流星嵐のチャンスがあるとされています。

2001年11月には、日本でも1時間あたり1000個を超える流星が観察されました。

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