『鬼滅の刃』の勢いが止まらない。
10月に公開されたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は興行収入204億円を突破し、歴代5位に。LiSAさんが歌う映画の主題歌『炎』は各種ストリーミングランキングで1位を獲得。街を歩けば『鬼滅の刃』とのコラボ商品があふれ、子どもたちは技やセリフを繰り出しながら遊んでいる。
そんな中、12月4日にいよいよコミック23巻が発売される予定だ。
正式に予告はされていないが、23巻には197話から最終話となる205話までが収められ、最終巻となるはず。すでにAmazonではコミックの売れ筋ランキングで連日1位となっている。
ちなみに、11月15日午後2時時点では、売れ筋ランキング30位以内に『鬼滅の刃』1〜23巻すべてがランクインしている。
『鬼滅の刃』人気はいつから?
人気絶頂で惜しまれながらの連載終了となった『鬼滅の刃』だが、グーグルの検索トレンドを見ると、人気に火がついたのはアニメの放送が開始された2019年4月以降だとわかる。
この時点で、本誌の連載はクライマックスに突入していた。全てが相乗効果となったのだろう。人気はグングン上昇し、映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開前後で「鬼滅の刃」の検索量はピークを迎えている。
12月に入れば、コミック23巻が発売されたり、年末の音楽番組でLiSAさんが「炎」を歌唱したりと、盛り上がる機会が増えるだろう。
ストーリは完結しても、アニメ版は映画『無限列車編』でまだ全体の3分の1程度。今後も、鬼滅フィーバーは続くのだろう。
『鬼滅の刃』の人気や注目が上昇するのと合わせ、本筋のストーリーが描かれるコミック以外にも、公式ファンブック、キャラクターズブック、ノベライズなどの関連書籍が多数発売されている。
23巻が発売予定の12月4日には、原作者の吾峠呼世晴さんが監修した、平野稜二さんによる外伝も発売される。
こちらは映画で大人気となった、炎柱の煉獄杏寿郎を主人公としたスピンオフ作品となっている。
『特典付き』のコミックは、転売も…
人気が爆発してからは、コミックに特典をつけた「特別版」も発売され話題になっている。
20巻は定価440円(税抜き)の通常盤とは別に、16種類のポストカードの特典が付いた特装版を900円(同)で発売。
価格はどんどん上がり、最終巻となる23巻は主要キャラクターのフィギュアがセットになった特装版で、価格は5200円(同)となっている。
また、22・23巻の特装版は予約限定生産となっており、すでに受付は終了しているため、定価以上の値段で転売されている。23巻はまだ発売前にもかかわらず、定価を大きく上回る金額でネットに出品され、ファンからは怒りや心配の声も上がっている。