バイデン氏の当選確実が報じられたアメリカ大統領選の裏で、莫大な金額が動いていた。
世界最大級のイギリスの賭けサイト「ベットフェア・エクスチェンジ」では、バイデン氏の当選に約100万ポンド(約1億3800万円)もの大金をかけた人物がいた。
ロイター通信によると、ベットフェア・エクスチェンジ史上、政治関係の賭けでは過去最高額という。バイデン氏の勝利が確定した場合に、約154万ポンド(約2億1200万円)を受け取り、約54万ポンド(約7400万円)の利益を得ることになる。
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CNNによると、主要メディアがバイデン氏当選確実を報じた後の11月9日時点では、賭けた人物は、自身の賭け金と配当を受け取っていなかったという。
ベットフェア・エクスチェンジの広報担当者は、「“マーケット”は、選挙結果が公式に決まった段階で確定する」と説明していた。
11月14日時点では、アメリカ主要メディアは全ての州の勝敗を報道。バイデン氏の大統領当選が事実上決定した形となっているが、まだ公式発表はされていない。
ベットフェア・エクスチェンジのサイト上でも、「in-play」(プレー中)と表示されており、確定や支払いはされていない模様だ。
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結果の確定について、次のように説明していた。
「アメリカ大統領選に関するマーケットの確定は、結果に疑いの余地がなくなるまで完了しないため、時間がかかる可能性があります。マーケットを確定する前に、続く再集計や考え得る法的措置の結果について確証を得られるのを待たなければなりません」
投票権があるアメリカのギャンブラーは、大統領選への賭けは許されていない。