ホワイトハウスにワンコが戻ってくるーー。
アメリカ大統領選で、民主党のジョー・バイデン氏の勝利が確実となった。バイデン氏のホワイトハウスへの引越しには、2頭の愛犬もついてくることになるだろう。
ドナルド・トランプ氏は犬を飼っていなかったため、バラク・オバマ氏の愛犬・ボー以来4年ぶりに「ファーストドッグ」が復活することになる。
バイデン氏が飼う愛らしいワンコ、そして歴代大統領とペットの関係とは?
里親サービスでの出会い
バイデン氏が飼うのは、ジャーマンシェパード2頭。精悍な顔つきで、番犬などで活躍することも多い犬種だ。
2008年にブリーダーから購入した「チャンプ」と、2018年に動物保護施設から引き取った「メジャー」。
バイデン氏がチャンプを購入したのは、「パピーミル」と呼ばれる、営利目的で大量に繁殖させている商業ブリーダーからだったため、批判が起きたという。その10年後、バイデン一家は動物の里親サービスを通してメジャーと出会い、引き取った。
メジャーは同時期に生まれた兄弟とともに保護施設にやってきたが、全員の健康状態が悪かったという。バイデン氏は最初、里子としてメジャーを受け入れたが、その後永久的に養子にすることを決めた。他の兄弟たちも、それぞれに引き取り手が見つかった。
それ以来、チャンプとメジャーは、バイデン氏の妻であるジル・バイデン氏のSNSを中心に、定期的に登場している。
大統領とペット、その歴史
アメリカの歴代大統領の多くは、動物を飼っていた。多くは犬で、他にも猫や牛、馬もいたという。大統領とペットは写真映えし、プレスや有権者とのコミュニケーションの窓口にもなる。ホワイトハウスをより身近なものにする存在でもあった。
保護された動物がホワイトハウスで暮らすのは、メジャーが初めてではない。
第36代アメリカ合衆国大統領であるリンドン・B・ジョンソン氏には、「ユキ」という名前の愛犬がいた。ユキは、1966年の感謝祭で、テキサスのガソリンスタンドでジョンソン氏の娘が見つけたという。
また、第42代大統領ビル・クリントン氏に飼われた有名な「ソックス」も、当時州知事を務めていたアーカンソー州で娘が迎え入れた野良猫だった。
この記事はハフポストUS版の記事を翻訳・編集しています。
混戦の末、バイデン氏が勝利を確実にしたアメリカ大統領選。敗北したトランプ氏ですが、前回より多い7000万以上の票を得るという結果になりました。これが意味することは? 選挙が終わってもアメリカ社会の「分断」は残り続けるのか?
#ハフライブ では、日本から大統領選に在外投票したモーリー・ロバートソンさんらを迎え、「トランプ支持者の“心の中“と分断社会のこれから」をテーマに議論しました。(生配信日:2020年11月5日)
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