アメリカ大統領選は佳境を迎え、激戦州の結果を待つ状況となっている。
ハフポストUS版(AP通信)の調べでは、現在の獲得選挙人の数はバイデン氏が264人、トランプ氏が214人。270人以上を取れば、次期大統領が確実となる。
勝利確実が報じられていないのは、ジョージア(16人)、ノースカロライナ(15人)、ペンシルベニア(20人)、ネバダ(6人)、アラスカ(3人)の5州。
バイデン氏とトランプ氏はそれぞれ、大統領選の勝者となるための条件は何なのか。
上の前提を踏まえると、次の通りだ。
▽バイデン氏の勝利の条件(現在264人)
・ネバダ、ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニアのいずれかの州を獲得する。
▽トランプ氏の勝利の条件(現在214人)
・ネバダ、ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニアの全てを州を獲得する。
この4州全てを獲得する必要があるトランプ氏に対して、どの1州を取っても勝利が決まるバイデン氏は、「王手」をかけた状態となっている。
この4州では現在(日本時間午前10時)、ネバダはバイデン氏優勢、ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニアの3州はトランプ氏が優勢となっている。
現状では、ネバダ州の結果がこの大統領選を決める可能性が高い。
ニューヨークタイムズによると、ネバダ州の選挙運営側は、現地時間の11月5日朝9時(日本時間6日午前2時)まで、開票状況の更新をしないと発表したという。
そのため、他の州での「勝利確実」が先に発表される可能性もある。トランプ氏優勢の他の3州でも、郵便投票ではバイデン氏の票が多いと推測されており、逆転の可能性もまだ十分に残されている。
11月5日夜9時(日本時間)から、モーリー・ロバートソンさん、長野智子さんとともに議論します。また、これまでアメリカの「ラストベルト(さびついた工業地帯)」を訪ね歩き、今回も現地で取材をしている朝日新聞機動特派員の金成隆一さんと中継をつなぎ、投票直後の「アメリカ」を伝えていただきます。
番組はこちらから⇒ https://twitter.com/i/broadcasts/1lDGLylbnRQJm
(時間になったら自動的にはじまります。視聴は無料です)