ドナルド・トランプ氏は11月4日未明、演説し選挙結果が明らかになる前にもかかわらず「勝利宣言」した。選挙の集計をやめるよう訴え、訴訟を起こすと従前の主張を繰り返した。
ホワイトハウスで支援者の前で演説した。
トランプ氏は「支援をしてくれたアメリカの人たちに感謝したい」と述べた上で、「とても残念な人たちの集団が、選挙の権利を奪おうとしている。それを許すわけにはいかない。許すわけにはいかない」と主張した。
ペンシルベニアやウィスコンシン、ミシガンといった激戦州では、今夜や明朝にかけて大量の郵便投票の集計が続いており、選挙管理人側は、勝者が宣言されるまでに数日かかる見込みだと話している。
しかしトランプ氏は、これらの州でも事実上勝利したと宣言。そうでなければ「アメリカ国民を欺く行為」を意味すると述べた。
「国にとって恥ずべきこと」と強調し、「勝ったも同然だ。もっと言えば、私たちは勝利した」と述べた。
さらにこう続けた。
「我々は投票を止めることを望む。朝4時に新たな票を手に入れて、それがリストに加わることは望まない。それはとても残念なことだ。我々は勝つ。私に言わせれば、すでに勝利している」
トランプ氏のこの演説の前にも、数百万もの票が未だに集計・届いている最中で、一連のツイートで「大きな勝利」と言及。民主党が選挙違反をしていると訴えていた。
「我々は大きな勝利に向かっている。しかし彼らは選挙不正をしようしている」
トランプ氏は民主党についてそう言及し、自身が望まない結果が出た場合に、争う姿勢を見せていた。
「彼らにそうはさせない。投票所が閉まった後に票が加えられるべきではない」
一連のツイートに対して、Twitter側は、誤った情報の可能性があることを伝える注意書きを添えていた。
この記事は、ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
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