アメリカのカリフォルニア州北部で9月末に起きた山火事の現場から救出された、2頭のピューマの赤ちゃん。
同州にあるオークランド動物園が引き取り、10月11日にTwitterで、治療を受ける動画を公開した。
動画では、ピューマの赤ちゃんがスタッフから手当てされ、治療を受けている様子が撮影されている。
同動物園では、以前にも同じ山火事から救出されたオスの赤ちゃん1頭を受け入れ、「キャプテン・キャル」と名付けた。治療を終えれば、キャプテン・キャルと2頭の赤ちゃんとが、対面する予定だ。
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同動物園の公式サイトによると、生後わずか4〜6週間のキャプテン・キャルは特に足にひどい火傷があり、現在も治療中。ひげが焼け焦げ、目にも傷を負った。獣医によると、現在は自分で食事をし元気に歩き回り、回復の傾向にあるという。
同動物園はこれまでにもカリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)と連携し、動物を救ってきた。今回のピューマの赤ちゃんの救出は、過去2年間で13回目だという。
野生では、ピューマの子どもは、自分で獲物をとって生き残るためのスキルを学ぶため、2歳になるまで母親と一緒に行動する。
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孤児となったピューマの赤ちゃんは、野生に戻ることができないため、獣医病院を離れたら、動物園で飼育される可能性があると、同動物園は発表している。
カリフォルニア州森林防火局によると、この山火事は9月27日に発生し、10月11日時点で5万6338エーカーが燃やされ、99%が消し止められている状態という。