アメリカのトランプ大統領が新型コロナウイルスの検査で陽性と診断された後、投与されたと報じられている抗ウイルス薬の「レムデシビル」。どんな薬なのか?
菅義偉官房長官(当時)は4月の記者会見で、レムデシビルがエボラ出血熱の治療薬として開発されたことや、新型コロナウイルスの増殖を抑制する効果が認められたなどと説明。コロナ治療薬として期待されていた。
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日本で初めて承認。副作用は?
レムデシビルは、アメリカ医薬品大手「ギリアド・サイエンシズ」が開発した。朝日新聞デジタルによるとアメリカでは5月1日、レムデシビルは緊急時の使用許可(EUA)が出され、広く治療に使えるようになっている。日本にも導入されており、NHKニュースによると、厚生労働省はレムデシビルを国内初の治療薬として5月に承認している。
抗ウイルス効果があるとされる一方で、副作用で吐き気の症状が出ることもあり、腎機能が低下している患者には投与できない制約があるとも指摘されている。
ブルームバーグによると、トランプ氏はすでにレムデシビルの初回投与を終え、休養しているという。