お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんが9月29日、コメンテーターとして出演するフジテレビ系の情報番組『とくダネ!』で著名人の相次ぐ急死について言及した。
情報を伝える報道側の手法について述べた意見に対し、TwitterなどのSNSで共感の声があがっている。
番組では、27日に亡くなった竹内結子さんの出演作の映像や雑誌『LEE』10月号に掲載されたインタビューでの発言内容などを紹介した。
そのVTRを受ける形で、カズレーザーさんは「約2ヶ月前のインタビューでのご心境ということですが、インタビュアーの前で、もしかしたら自分の本心を語るということをされる方かどうかわからないので、どこまで本心を打ち明けて頂いたのかわかりませんし、この2ヶ月の間でかなり心境の変化もあったと思います」とコメント。
続けて、「どうなんですかね、やはり昨今こういった著名人の方の自死というニュースは多いんですけども、こういう形で(過去の)インタビューをさらったりする。亡くなった後にこのような形で取り上げるというのは、あんまりやっぱり...ご家族はいい気持ちはしないと思いますし、穿った見方をすれば、丁寧な言葉で死人に鞭を打っていると僕は思うので」と自身の考えを述べた。
さらに番組では、竹内さんの元夫で歌舞伎俳優の中村獅童さんのSNSに中村さんへの中傷や子供の事に関するコメントが多く寄せられていることを紹介。
番組の調べでは、約1800件寄せられたコメントのうち、中傷に該当するものは41件あったと伝えた。(※9月29日の番組放送時点)
これについてカズレーザーさんは「SNS全体でみれば、(心ない中傷コメントを寄せているのは)数パーセントの単位で、やっぱりそういったちょっと話の通じない人はどうしてもいらっしゃるっていうのは、SNSの問題でありますし、理解しておいていいんじゃないかな。無視していいと俺は思います」とした。
この放送を観た視聴者からは、カズレーサーさんのコメントに対し、「ごもっともだと思う」といった声や、「遺族の気持ちを考えると、過去のインタビューを放送されるだけでとてつもなく胸が苦しくなるはず」「竹内さんの出演作を改めて観るなどして、それぞれが死を悼めばいい。過去の発言を掘り返すのではなくて」など様々な意見が寄せられていた。