ゴールデンボンバーの「SNSへの写真・動画掲載」ルールが話題「結論がシンプル」「分かりやすい」

SNSアイコンへの写真使用もやめてと呼びかけ。コロナ禍でライブ配信増え、鬼龍院翔さん「以前よりも多くのトラブルが発生することになりかねない」。
鬼龍院翔さん=2019年06月
鬼龍院翔さん=2019年06月
時事通信社

ゴールデンボンバーが公式サイトで公開した「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」が分かりやすいと話題になっている。 

NG行為などを具体的に示している上、その前提となる考え方が共感を呼んでいるようだ。

「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
ゴールデンボンバー公式サイトより

サイトでは法的にはSNSなどへのメンバーの写真・動画の掲載は本来全てNGだと解説し、「(このお願いは)ゴールデンボンバーだけの決まりです。他のアーティスト様には当てはめないでください」と注意。

「結論」として、「アーティスト(事務所)の仕事を邪魔する(収入が減る)かどうか、アーティスト(事務所)が不快になるか、傷つかないかどうかを考えてSNS投稿を利用してください」と前提となる考え方を示している。

「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
ゴールデンボンバー公式サイトより

その上で、インターネットへの掲載などに関するOK/NG行為について具体例を用いて説明。

例えば、無料で見られるメンバーのブログやSNSに掲載された写真やCDジャケット、看板などを撮影した写真、それらをコラージュしたものなどをネット上に公開するのはOK。無料で公開されているゴールデンボンバー(事務所)が製作した動画のスクリーンショットや、自身で書いたメンバーのイラストなどの掲載も問題ないという。

同人誌などの二次創作については「※各界隈のルールに従ってお楽しみください」としている。

「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
ゴールデンボンバー公式サイトより

一方で無料公開されている動画を動画として投稿することや、有料コンテンツに関する投稿、写真やロゴなどを元にしたイラストの販売、なりすまし行為などはNGとしている。

ただ、動画については数秒の掲載で元動画へ誘導する形であれば宣伝になるためOKと説明している。

「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
「SNSへの写真・動画掲載について、ゴールデンボンバーからのお願い」
ゴールデンボンバー公式サイトより

また、これまではOKとしてきたという、SNSアイコンへの「メンバーの顔が写った写真」の使用を控えるよう求めた。写真の使用などについてボーカルの鬼龍院翔さんが解説してきた動画を紹介し、「視聴した上で判断がつかない場合は、使用、掲載を控えてください」としている。

「結論がシンプル」「ありがたい」

Twitter上では「結論がシンプル」「分かりやすい」「ありがたいガイドライン」などと感動の声が続出。「他のアーティストに当てはめないで」と呼びかけているところにも好感の声が寄せられた。

アーティストが写った写真や動画のネット上での使用については、たびたび議論になってきた。星野源さんはラジオで、自身の顔写真をSNSのアイコンにすることについて「申し訳ないですけど、嫌です」と告白している

 鬼龍院さん「以前よりも多くのトラブルが発生することになりかねない」

ゴールデンボンバーはこれまでも、SNSへの写真・動画掲載についてファンに呼びかけを行ってきた。

2017年には、今回の「結論」と同様の内容をメンバーの鬼龍院翔さんがライブ配信。この時はSNSでメンバーの顔写真をアイコンにすることはOKとしていた。

しかし2020年9月9日のライブ配信で、メンバーの顔写真やメンバーに酷似したリアルなイラストのSNSアイコンへの使用をしないでほしいと説明。その後公式サイトに「お願い」を掲載した。

配信で鬼龍院さんは、これまで使っていたファンに「ありがとう」と感謝の意を示した上で、インターネットの世界が変わり「以前よりも多くのトラブルが発生することになりかねない」ことを理由としてあげた。

オンラインで配信されるライブも増える中、コメント欄・チャット欄で他の出演者に対するマイナスな発言をする人もいるとし「僕の顔写真でその人に文句を言うわけですよね。気分が良いことではないです」と理解を求めている。

また、配信中のチャット欄でのマナーについても言及。

「(チャット欄は)客席と思っていただきたいです」「(そうすると)言うべきでない言葉はたくさんあるんです」と呼びかけている。

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