ゆうちょ銀行は9月24日、運営するVISAデビット・プリペイドカード「mijica」の送金機能を使って何者かに貯金を引き出され送金されるなどの被害が出た問題で、被害件数と被害総額を改めて発表した。
現在判明しているものとして、約380件で約6000 万円の被害が出ているとした。
ゆうちょ銀行は、被害者に対し「決済事業者と連携し、必要な調査を踏まえた上で、早期補償に向けて鋭意手続きを進めております」とした。
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また、現状把握している約380件について、10月末を目途に補償を完了させる方針であることを明らかにした。
不正取引をめぐっては、ゆうちょ銀行が23日、運営するVISAデビット・プリペイドカード「mijica」の送金機能を使って何者かに貯金を引き出され送金されるなどの被害が出たと発表。
具体的には、8月から9月にかけて、3人の不正利用者がmijicaカードの送金機能を合わせて3回にわたり不正に利用し、複数の顧客のmijicaカードから自らのmijicaカードに送金・利用された事案が発生したと報告した。
9月16日の午後8時45分からは全てのmijicaカードの送金機能を停止したため、今後同様の被害が発生することはないとしている。