冷蔵?いえいえ、冷凍です。炊いたご飯の保存で全農が“通告”。おすすめの方法を聞いた

「炊いたごはん冷蔵禁止令を発出します」とツイートしました。

 「炊いたごはん冷蔵禁止令を発出します」。

全国農業協同組合連合会(全農)が9月16日、そんな通告をTwitterに載せた。

炊いたごはん冷蔵禁止令を発出します。ご飯は冷蔵で保存するとデンプンがどんどん劣化するんです。なのでラップでくるんで粗熱が取れたくらいのタイミングで冷凍するのです(それでも冷蔵庫放置してパサッパサにしてしまった時は、牛乳とチーズとベーコンとコンソメでリゾットにリメイクしたらおけ)! pic.twitter.com/fwfdurbrsx

— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) September 16, 2020

「ご飯は冷蔵で保存するとデンプンがどんどん劣化するんです」と忠告し、ラップにくるんで冷凍庫で保存するよう進言している。

ハフポスト日本版は、全農に話を聞いた。

全農によると、ご飯に含まれるデンプンは、5℃前後の低温に置くと硬い状態に変化するという。家庭用冷蔵庫(冷蔵室)の温度がおおよそ2〜6℃のため、冷蔵ではなく冷凍で保存するよう勧めている。

冷凍する際、オススメの量や方法などについて次のように説明している。

「1膳分に小分けして平たくラップに包み、粗熱がとれたら冷める前に冷凍庫へ入れます。冷めるとデンプンの老化が始まってしまうので、粗熱がとれたくらいのタイミングをお勧めしています。このとき、金属製のトレーやアルミホイルを敷くとより早く凍らせることができます」 

消費するタイミングについては「目安は1週間、遅くとも1カ月以内にはお召し上がりください」と呼びかけている。

解凍する際は次のような方法を勧めている。

「レンジの解凍の機能ではなく、温めの機能を利用してください。500Wであれば、1膳分で3分。家庭によって冷凍庫の温度や機種、ご飯の形などが違うので、あくまでも目安です」と話している。

もし冷蔵する場合は、できるだけ早めに食べることを推奨。パサッパサになってしまった時は、「雑炊やリゾット等にリメイクしても、おいしく召し上がっていただけるかと思います」と勧めている。

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